一眼レフカメラを持っているけど、説明書を読むのが面倒…。という方いませんか?せっかく持っているなら使わないと損です!一眼レフカメラでは、スマホでは撮れない背景がきれいにボケた写真が、簡単に撮れるんです!初心者の方必見、おしゃれ写真の撮り方を紹介します。

ボケ写真
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セミオート機能を使えばおしゃれなボケ写真が簡単!

 背景がボケた写真は、それだけで被写体が引き立って魅力的に見えます。そんなおしゃれな写真を撮るのに、難しいマニュアル操作は必要ありません。ほとんどの一眼レフカメラについているセミオート機能を使い、絞り優先モードで絞り値を自分で設定すれば写真のボケ具合も自由自在です。
【普通の写真】

普通の写真

【ボケを生かした写真】

ボケ写真

STEP1 カメラの設定をオートから絞り優先モードに

 一眼レフカメラには、オートかそれ以外か選べるダイヤルがついています。絞り優先モードは、『Av』か『A』で表記されています。まずはダイヤルを回して、『Av』もしくは『A』にセットしましょう。

カメラの設定をオートから絞り優先モードに

STEP2 よりボケる写真へ! 絞りの数値は小さく

 絞りとは、レンズについてる、光の入り具合を調整できる穴の事です。

りボケる写真へ! 絞りの数値は小さく

 この穴を大きくする事で、背景がボケる写真を撮る事ができます。

背景がボケる写真の撮りかた

 この絞りは、カメラのF値という単位で表されます。このF値の数値を、まずは一番小さく設定しましょう。数値が小さければ小さいほど、絞りは開いて穴が大きくなり、よりボケ感がある写真になります。

よりボケ感がある写真に

STEP3 被写体は近く、背景は遠くがポイント

被写体は近く、背景は遠くがポイント

 写真のように、背景のボケ感を出したいとき、主役になる被写体と背景は離すのがポイントです。そして、カメラはなるべく主役に寄って撮ります。

なるべく主役に寄って撮ります

 上から見た様子。左下にある四角いものが、家のオブジェです。背景にした雑貨は、主役の家より離したところに置くことで、しっかりとボケて主役が引き立ちます。人物写真を撮るときも同じで、背景にしたい場所から少し離れた場所に立ってもらいましょう。

STEP4 家の中で撮るなら窓際で

家の中で撮るなら窓際で

 室内でボケ写真を撮る場合、照明やテレビを消して、窓から入る自然の光のみで撮りましょう。雑貨や料理が被写体なら、窓際にテーブルなどを置いて撮影スポットをつくります。さらに、レースカーテン越しの柔らかい光で撮ることがおすすめ。先に紹介した雑貨の写真は、この場所で撮影しました。

子供と一緒に

 いかがでしたか、これでみなさんもボケ写真が撮れるはず。ボケ感を操れるといつもの写真が見違えます。ぜひこの夏はお出かけのおともに、一眼レフカメラを持って行ってくださいね。

奈良県在住。3人の子どもを育てる傍ら、自宅やカフェで不定期で写真教室を開催。手づくり雑貨や、毎日の暮らしぶりをインスタグラム(アカウント『

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