夏といえば「そうめん」。薬味をつゆに入れ、氷水をはった器の中からめんを箸で引き上げる……ちょっと待って!その盛り方、間違ってるんです!と教えてくれたのは、そうめん研究家のソーメン次郎氏。7月7日「そうめんの日」を前に、明治屋ホールで行われたイベントで“そうめんをおいしくゆでるコツ”を聞いてきました。
すべての画像を見る(全4枚)そうめんをおいしくゆでるための3か条
1.差し水はダメ!鍋に梅干しを一粒入れよう
ゆでている途中で差し水でお湯の温度をいきなり下げると、そうめんの旨みを引き出せません。煮こぼれそうになったら梅干しを入れることで酸が麺を引き締め、きゅっとした食感になります。
2.鍋の中で混ぜるな
麺を鍋に入れたら、かき混ぜずお湯の対流に任せましょう。対流に任せることで均等なゆで加減になります。
3.器に氷水を入れてそうめんを冷やさない
麺がゆであがったら、ざるに取り上げ流水と氷でしっかり冷やしましょう。盛りつけの器に氷水をはり、麺を水にさらしたままにするのは絶対NG。氷や水のにおいで小麦本来の香りが損なわれてしまいます。水気をきって器に盛り、冷やしためんつゆでいただきましょう。
「そうめん×ごちそう缶詰」もおすすめ
イベントに登場したもう一人の先生は、缶詰研究家の黒川勇人氏。プライベートでも親しい二人がタッグを組み提案するのは「そうめん×ごちそう缶詰」。薬味をそうめんに添えるように、缶詰をのっけていただきます。缶詰は、ちょっと贅沢なごちそう缶でもいいし、サバ缶やマヨネーズとあわせたツナ缶でもOK。ひとつプラスするだけで、食べごたえのあるメニューに早変わりするそう。
オリーブオイル×塩で食べてみた!
イベントで試食したのは揖保の糸と三輪そうめん、これに小豆島そうめんを加えた、日本三大そうめんです。さっそく、オリーブオイルと塩をかける食べ方を試してみました。
オイリーになるかと思いましたが、冷たいそうめんがオリーブオイルの香りを引き立て、さっぱりといただけます!
こちらはイベントで紹介されていた明治屋の「おいしい缶詰」3種。そうめんにのっけていただきます。さっぱりした味わいのマグロやしめサバも、脂のうま味にバルサミコソースの酸味がマッチした豚もおいしい!めんつゆと缶詰をあわせる場合は、塩気が強くなりすぎないよう、調整するとよいかも。
フタを開けるだけで簡単にできるので、アウトドアにもぴったりな「そうめん×缶詰め」。この夏、ぜひお試しを~!