自宅で行う際のルールは4つ

 ダイエット入院をするほどの状態でなくても、食べ方を変えてやせることができるのですから、ぜひ、自宅で挑戦してみてはいかがでしょう。

 その場合のポイントは、以下の4つ。

(1)主食は1日1回

ごはんやパンは、朝か昼に食べます。量はごはんなら100g、食パンは1枚半弱、パスタは乾麺の状態で60gくらいが目安です。

(2)おかずをしっかり食べる

肉や魚などのたんぱく質が不足しないようにします。野菜は、ニンジンやカボチャなどの甘いものより、キャベツやホウレンソウなどの甘くないもののほうがお勧め。

(3)ひと口30回かんで、腹八分目で食事を終える

よくかむと満腹感が得られるので、食べ過ぎが防げます。

(4)体重計に毎日乗る

体重の変化が目で見えると、続けるモチベーションにつながります。

 最近、ちょっと食べ過ぎかも? と思っている人は早速試してみてはいかがでしょうか?

【前川智さん】

新潟労災病院消化器内科部長。肥満症の患者を対象としたダイエット入院を指導するほか、重度の肥満症に対する内視鏡的胃内バルーン留置術の実績も多数。