コロナ禍で外出も減りメイクが薄くなりがちな昨今。「マスクを取ったらがっかり顔」は避けたいもの。

「ツヤのないのっぺり顔や鼻の下が間延びした顔、はれぼったく見えるまぶたが老け見えにつながります。それを簡単に解消する“鼻根メイク”や“人中短縮メイク”、“目頭切開メイク”が今、トレンドの兆しです」というのは、コスメ・美容の総合サイト@cosme・リサーチプランナーの西原羽衣子さんと原田彩子さん。

今回は、店舗で接客にあたる原野仁美さんにも同席していただき、大人世代がプチプラコスメでできる「マイナス5歳も夢じゃない簡単テク」を教えていただきました。

いつものアイメイクの流れに「ちょこん」で立体的になる「鼻根メイク」

鼻根メイクとは、目元や鼻根の小さな範囲に、ちょこんと軽くハイライトをプラスするだけで、のっぺりと平坦に見えがちな鼻が立体的になるというメイクテク。

鼻根メイクビフォーアフター
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鼻が高く見えることによって顔全体のバランスが取れています。また、ナチュラルなツヤ感も演出。

●「鼻根メイク」塗り方のポイント

ハイライト部分

使うのは白や白に近いカラーの「ハイライト」。鼻筋全体にのせるのではなく、高さを出したい鼻根にブラシで「ちょこん」とのせるのがポイントです。

目尻に近い眉下や、頬骨に続く目尻の下にも一緒にハイライトを入れてツヤっと立体的な顔に。

アイシャドウをする

ハイライト商品を持っていない場合は、手持ちのアイシャドウパレットに白やベージュ系カラーがあれば代用してもOK。パールが入ったハイライトを使用すると、肌なじみよくツヤっとするのでおすすめです。

●「鼻根メイク」におすすめのプチプラコスメ

セザンヌハイライト

セザンヌ「パールグロウハイライト」(660円)は、内側から発光したようなツヤ感が出る、肌なじみよくきれいに仕上がるとSNSでも話題のアイテムです。

「マスクをとったらたるみ顔」を回避!「人中短縮メイク」

人中とは、鼻と口との間にある縦の線のこと。

イラスト女性顔

ここを短く見せることで、マスクを取っても、顔が間延びして老けて見えることを予防します。

人中短縮メイク

鼻の下が短く見えることで若見えに。鼻のすぐ下にシェーディングを入れてなじませ、鼻下に影をつけることで、キュッと引き締まり小顔効果も。

●「人中短縮メイク」塗り方のポイント

ちょんちょんとハイライト

上唇の上(山のところ)に指でちょんちょんとハイライトをのせるだけで、唇にボリュームがあるように見え、口元に視線を持っていけるので人中が短く見えやすいです。

よりぷっくり感を出したい場合は、パウダータイプのハイライトでなく、クリームタイプのハイライトがおすすめです。

鼻先にもハイライト

ついでに鼻先にもハイライトを。立体的に見せます。

シェーディング

さらに、鼻の下に逆三角形に暗い色でシェーディングを入れたり、リップをいつもより1mmほどオーバー気味に塗るとより効果的。

シェーディング用のアイテムがない場合

シェーディング用のアイテムがなければ、3色入りのアイブロウパレットの一番薄い色と中間の色を混ぜて代用するのもOK。

●「人中短縮メイク」おすすめプチプラコスメ

ケイトスリムクリエイトパウダー

ツヤ質感のハイライトと、くすまずに彫りがつくれるシェードカラーが特徴的な「ケイト スリムクリエイトパウダーA」(1430円前後)は使いやすく、自然な陰影が演出できると@cosmeでも人気。

はれぼったいまぶたをパッチリ「目頭切開メイク」

目頭にアイラインを引くことで、蒙古ひだを目立たなくさせ、目元がぱっちり、明るく若返って見えます。

目頭BeforeAfter

まるで目頭切開の美容整形手術をしたかのような効果が期待できます。

切開ラインアフターアップ

「目頭切開メイク」と聞くと、若い人の濃いメイクという印象を持たれがちですが、たるみやくすみなどエイジングサインが現れた目元を若見えさせる、大人世代にもおすすめのメイクテクです。

●「目頭切開メイク」塗り方のポイント

切開ラインメイク

リキッドライナーの筆先を目頭の方へ向けて斜め持ち、筆先を置くように少しだけラインを描くとナチュラルに仕上がります。

このとき、目頭を鼻筋の方へ少し引っ張ると、ライナーが引きやすいです。

●「目頭切開メイク」おすすめプチプラアイテム

キャンメイクライナー

汗・皮脂・こすれに強く、自然でリアルな影を描くことができる、キャンメイクの「3wayスリムシェードライナー」(770円)は、短い筆で描きやすく、初心者向き。こちらはアッシュブラウンです。

大人世代にはブラックでなく、ブラウンや薄墨のような薄いカラーを選ぶとナチュラルに目幅が広がるので、チャレンジしやすいです。

●マスク時代だからこそ、新しいメイクテクで若見えを!

マスクを長時間つける生活が続くなか、加齢で表情筋が衰えがちな年代には、手抜きメイクで気を抜いているうちに老化が加速するという恐れも。

しかし、顔全体を見せる機会が減ったこんな時代だからこそ、実験的に新しく話題のメイクにも挑戦しやすいというメリットもあります。

最近、あちこちのコスメブランドから「薄墨」や「水墨ライナー」など、薄い色でさり気なく顔の欠点を隠したり、長所を伸ばすためのアイテムが出ています。派手色や目立つラインに顔が負けがちな大人世代にはうれしい流行です。

加齢とともにぼやけがちなパーツにひと手間加えることで、やさしさと清潔感を引き出し、若見えも期待できそう! ぜひ試してみてくださいね。