家事に育児に追われる毎日。一つ一つの家事に手間をかけられず、家も片づかないし疲れる!という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ESSEonlineで掲載した数多の家事コツ関連記事から、反響のあった“手間抜き家事”をまとめました。思い込みを捨てるだけで家事がラクになるかもしれませんよ?

手間抜き家事で、毎日の暮らしがラクになる!アイデアまとめ

家事はこうして手間と時間をかけない! 思い込みを捨ててラクになったアイデアをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

●完璧を目指すのをやめ、できることから手間抜き

3年前、双子の妊娠がわかったのを機に、それまで“当たり前”だと思ってやっていたことをやめたボンベイさん。家事も育児も適度に力を抜いて、自分の“ラク”を優先するというものでした。

「理想を追い求めて家事をするのをやめました。便利なものには頼って、その間は体を休めたり自分の時間を満喫する。手間抜きしても家族の健康には響きません。夫とのケンカも子どもたちに怒ることもなくなりました。それはなにより、私自身が余裕をもって日々を楽しめるようになったおかげかな、と思います」

イスとテーブルのあるリビング
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「家事の常識」と思い込んでいたことでも、見直してみると意外とやらなくてもいいことが見つかるもの。忙しく自分を追い込んでしまう前に、ちょっと手をとめてひと呼吸。

●時短つくりおき&最小限冷凍でラク!おいしく食材が使いきれてトク!

インスタグラムで人気の食費節約達人・くぅちゃんさん。買い物は日曜日にまとめ買い。先に1週間分の献立を決めてから、必要なものだけを買うスタイルのようです。

容器に野菜など

つくりおきにかける時間は、買い物から帰ったあとの30分程度。野菜をゆでておくだけでも、日々のごはんづくりがラクになります。そぼろやゆでササミはアレンジしやすく、サラダにボリュームを出したいときにも便利です。

・常備菜は簡単なものを2~3品でOK

よくつくる常備菜は、そのまま副菜になって、おにぎりの具にもなるヒジキの煮物や、担々麺、ビビンバなどに使える肉そぼろなど。アレンジしやすいものを2~3品つくる程度に。

・ゆで作業はまとめてラクする!

大鍋に湯を沸かし、アクの少ない野菜から順にゆでて取り出します。野菜の次はササミ、最後はついでに油揚げの油抜き。疲れた日は、ゆで野菜をそのまま食卓に出して副菜にすることも。

●家事はひとりで抱えず、前向きにほったらかす!

子育てと仕事で忙しい日々のなか、以前はなんでも自分でやってしまうタイプだったという料理家の近藤幸子さん。ある日、「もしかして私、ひとりで勝手に疲れている?」と気づいてから、思いきって方向転換。抱え込むのはやめにして、できる人やできるモノに積極的に頼るようにしたそう。

テーブル前に女性

「余計な手を加えない方がおいしくなる料理があるように、家事も無理しない方がうまくいくと実感しました。また、家族を“信じて”まかせたことで、よりよい関係が築けるように。なにより自分の時間がもてて、心にも余裕ができました」

●共働き4人子育て家族の朝の簡単ごはん

共働きで4人の子育てをしているブロガーのベリーさん。第一子がまだ小さかった頃は、一日三食、毎食しっかり食べさせるのが親の務めだと思い、とても気負っていたようです。けれど、子どもが増えるにしたがって、一日三食きちんとつくるのはとても大変だと心底思い、朝ごはんは「1品プラス牛乳」に。朝は手を抜いて、「お腹が空かなければOK」と合格ラインを下げたそう。

牛乳を持つ手

朝ごはんを簡単にして6年以上経ちますが、子どもたちは4人とも問題なくすくすくと育っています。「毎食ちゃんとつくらなくちゃ」と思うと疲れてしまいます。朝ごはんを簡単にしても、昼ごはん、夜ごはんとふと気づくと献立を考え続けていることには代わりがないのですが、せめて朝ごはんだけでも簡単にしようと思っています。

ちょっとでも「ごはんづくりって大変…」と思う方は、朝ごはんを簡単にしてみてください。「1日でトータルの栄養が摂れればOK」とざっくり構えると、少しは気がラクになると思いますよ。

●苦手な家事を見直し!ラクするアイデアでムリなく暮らしが回る

ライフオーガナイザーの佐藤美香さんは、夫と3人のお子さんの5人家族。夫は長期出張が多く、平日はほぼワンオペ。自分も仕事があり、いかに家事の手間を減らすかが課題だったそう。

「ライフオーガナイズを学び始めて、自分が嫌な家事はなんなのかを考えてみたんです。料理なら、毎日の献立を考えることや、週末のまとめ買い後の整理。洗濯なら取り込んだあとの仕分けなど、小さなことばかりですが、そこを工夫することで、だんだんとプチストレスがなくなっていきました」

洗濯物を干している様子

家族が気軽に家事に参加できるように、“セルフサービス”の仕組みを考案するのも手です。家族が手伝ってくれれば、それだけ手間が省けます。コツは、「家族の意見を取り入れる」こと。「人によって、性格や得意なこと、不得意なことが違うので、仕組みをつくるときは、本人がラクにできることを最優先にします」

ルーティン化している家事のなかに、省ける手間はないか、見直してみるのもありかもしれません。

●真夏のお風呂掃除の時短術。お手入れすべきは3か所!

気温が高い中、狭くて蒸し暑いお風呂掃除はとにかく大変。そこで、ピンポイントで汚れを落とすだけの「お風呂場掃除の時短方法」をお掃除研究家のおそうじペコさんに教えてもらいました。

浴槽

浴槽、小物、排水口の3点をピンポイントでお手入れすることで、お風呂場掃除をショートカットで完了できます。床や壁、パッキンのゴミやカビなど気になる汚れももちろんありますが、細かい部分のお掃除は体力が回復して涼しくなってきたら、じっくり丁寧掃除をするようにすればよしです。