苦手な掃除のひとつが「お風呂場掃除」。とくにこの暑さの中、狭くて蒸し暑いお風呂場で動いていると気が遠くなりそうです。夏バテ、夏風邪、そして今の時期はワクチン接種後の体調不良などきつい掃除への余力はありません。
すべての画像を見る(全9枚)そこで、今回はピンポイントで汚れを落とすだけの「お風呂場掃除の時短方法」をお掃除研究家のおそうじペコさんに教えてもらいました。
浴槽は、お湯でゆるめてこするだけ!
湯アカで汚れやすい浴槽掃除、スポンジと洗剤で丁寧にこすり洗いをするのは体力が必要です。そこで、今の時期だけ柄つきブラシで簡単にすませましょう。
使用するのは、ポンポンタイプの柄つきブラシです。繊維が細かいので洗剤なしでも軽い湯アカならしっかり落せます。また、スポンジタイプのものよりも柔らかく浴槽以外の場所にも使うことができます。
●柄つきブラシを使った簡単お掃除の手順
(1) シャワーで汚れをゆるめる浴槽周辺、水栓、浴槽内など全体にぬるま湯のシャワーをかけて汚れをゆるめます。
(2) 柄つきブラシでこすり洗いする水栓や浴槽周りをこすり洗いします。柔らかなポンポンタイプは狭い場所でも上手に洗うことができます。
浴槽内もこすり洗いします。お湯の水位線は湯アカがつきやすく、四つ角も汚れがたまりやすくなっているので重点的にこすります(赤い点線、楕円部分)。
(3) シャワーで全体を流し、ふき取るシャワーでこすり落とした汚れを洗い流します。手で触るとつるつるして汚れがちゃんと落ちていることがわかります。雑巾でさっと全体の水気をふき取ります。
●小物類は中身を洗って吊るし干し
洗面器は汚れがつきやすい内部、風呂イスは表面を柄つきブラシでこすり洗いして、シャワーで流します。洗ったらフックに吊るしておくと乾きやすく、床にぬめりなどが生じにくくなります。
●気になる排水口はつけ置きシャワー洗い
排水口のニオイが気になる場合は、バケツに酸素系漂白剤を入れたものでつけ置きします。
1時間ほどつけ置いたら、シャワーで洗い流します。強めの水圧でゆるんだ汚れを押し洗いするように流すと、簡単にキレイになります。
●まとめ
浴槽、小物、排水口の3点をピンポイントでお手入れすることで、お風呂場掃除をショートカットで完了できます。床や壁、パッキンのゴミやカビなど気になる汚れももちろんありますが、細かい部分のお掃除は体力が回復して涼しくなってきたら、じっくり丁寧掃除をするようにすればよしです。
暑さで体力は消耗しやすくなっています。掃除にかける家事タスクは極力控えめにして、この夏も乗り切っていきましょう。