毎日意外と長い時間を過ごすキッチン。必要な道具や食器をスムーズに出し入れでき、見た目にもスッキリとおしゃれに収納したいものです。理想的なキッチン収納のコツについて、片づけ・収納・インテリアのコーディネートを行う森下純子さんに伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)キッチン収納の要は「見せること」!
ストレスのないキッチンにするためには、自分に合った収納の仕組みを整えることが大切。調理道具を取り出すときに扉をあけ、また引き出しをあけて取り出すなど、アクションの数が増えることは、いつしか大きなストレスになってしまうものです。アクション数を減らすことが、毎日の暮らしやすさにつながります。戻しやすく探しやすい、見た目にもおしゃれな「見せる収納」で、ラクな家事を目指してみましょう。
●天然素材に見えるのにじつは洗える!ナチュラルなカゴでスッキリ収納
細かく分けずに中身はざっくり派のあなたには、カゴ収納が便利です。
油汚れが気になるキッチンにオススメなのが、ナチュラルテイストに見えるのに樹脂でできている洗えるカゴ。素材の劣化や、ささくれで手が傷つくこともなく、サイズも豊富です。食材やふきん・食品庫にも便利。キッチンだけでなく、ゴミ箱やおもちゃ箱、ペット用など、さまざまな場所で活躍しそう。
●デザイン家電がうっとりの決め手
背面の棚に置くことが多いキッチン家電。ダイニングから丸見えになることもあるので、色やデザインをそろえるのが、うっとりキッチンの秘訣。
最近は、インテリアスタイルに合わせられるおしゃれな家電がたくさん発売されています。使いやすさとデザイン、両方兼ね備えたデザイン家電は、見て楽しく使って便利。暮らしを豊かにしてくれますよ。
たとえば写真のように、雰囲気のあるカラーであったり、レトロなテイストにデザインされていたりする家電なら、おしゃれな空間を演出できます。
●中が見えてもいいモノはあえて「見せる」
お米を見せて収納することで中身の減り具合を把握でき、在庫管理もラクチンに。かわいいガラスジャーに入れておけばとてもおしゃれです。サイズ違いのものを並べて、お米の種類(雑穀・もち米など)で使い分けるといったアイデアもいいでしょう。その際、気密性は高いか、フタにゴムパッキンはついているかといった容器としての性能もチェックしてみてください。
●よく使う道具は「つるす」!
取り出しやすく、なおかつ戻しやすく収納するには、「つるす」という方法もあります。調理道具同様、掃除道具も近くにつるしておけば、汚れもサッとふき取れます。
写真では柄が赤いホウキが、とてもかわいいインテリアのアクセントになっています。こちらのように、80cm程度の長さのホウキは子どもも使いやすいのでお手伝いもラクラクできます。
キッチンにたくさんある道具や家電たち。カウンターの上はよく使うもの、目線の高さより上にはあまり使わないものなど、使用頻度で分けて収納すると、より使いやすいキッチンになります。見た目にもこだわった”魅せる収納”でキッチンを整えると、毎日ご機嫌で家事をこなせそうです。