「泡沫（ほうまつ）」のもうひとつの読み方は「うたかた」です。
泡沫とは水面に浮かぶ泡、そしてはかなく消えやすいものを意味します。「ほうまつ」も「うたかた」もどちらもよく使われますが、場面によって使い分けられているように感じます。
「ほうまつ」は泡沫候補や泡沫会社など現実的にすぐになくなってしまいそうなとき、「うたかた」は恋や夢など形のないもののはかなさを伝えるときによく使われます。
うたかた読みは熟字訓（特別な読み方）のため見る機会はそこまで多くはありません。しかし美しい響きで長く愛されてきた言葉なので、ぜひ頭に入れてみてくださいね。
