節約したい、と思っていても、なかなかできていない人も多いのではないでしょうか? 毎日の生活習慣のなかに、節約につながる工夫が盛り込まれていると、無理してがんばらなくても自然とお金は貯まります。そんなラクで確実に貯まる方法を実践している読者を直撃取材し、忙しい平日から時間のある休日の過ごし方まで、やりくり術や習慣を紹介します。
朝の時間貯金でイライラ知らず!節約につながるナイトルーティン
共働きの1児のママのOさんは、子育てのために正職員からパートへと働き方をシフトしながらも、年間の貯蓄は100万円をキープ!
その秘密は、朝晩にやることを決めているという“暮らしのルーティン化”。朝の電気代が安くなるプランを契約して、掃除や洗濯、夕食の下ごしらえなどほとんどの家事は出社前にすませてしまうそう。朝のうちに家事がほぼ終わっているので、夜は家族でゆっくり過ごす時間にあてられます。
そんなOさんの夕方からのルーティーンをご紹介します。
●<PM5:30 娘とともに帰宅・夕食仕上げ>健康のため、バランスよく。でも簡単なものを
すべての画像を見る(全7枚)夕食の下ごしらえも、朝のうちに8割ほどすませてしまうOさん。帰宅後は、朝準備したメイン料理に、「お椀にみそと顆粒だし、冷凍野菜を入れてお湯を注ぐだけ」の汁物をプラスすればOK。タンパク質、炭水化物、野菜がバランスよくとれる食事で病気知らず!
翌日の朝食用に野菜も刻んでおきます。
●<PM7:30 お風呂>夫と連続で入り、自動運転の時間を短縮
長女とお風呂に入ったら、時間をおかず夫も入浴。「続けて入ればお湯が冷めず、ガス代がムダになりません」。ガス代が年約6200円(※)ダウン!
最後に入った人が掃除をするルールで、大掃除も不要。
※追い炊きを1日1回減らすと年間約6190円(都市ガスの場合)ガス代の節約が可能(エネチェンジより)
●<PM8:30 娘とまったりタイム>家にあるものでオモチャをつくって楽しむ
就寝前の時間は、長女と遊ぶ時間。「オモチャは買ってもすぐ飽きるので、あき箱やラップの芯などで手づくりします。子どもがすごく楽しんでくれるので、夫婦で競ってつくっています(笑)」
風船でトランポリンも自作して、オモチャ代を浮かせます。
●<PM10:00 就寝>夕食後のコーヒータイムでラテマネーを回避!
長女が夫とお風呂に入る日は、コーヒーをいれてひと息。「1日がんばったごほうびに、家で飲むのがいちばん落ち着きます」。わざわざカフェに行かなくても、自宅でリフレッシュ!
貯まるコツが盛りだくさん!休日の過ごし方
お金を使うのは休日だけ! と決めているOさん。休日も、朝と夜のルーティンは崩さないことも、貯まる習慣につながっています。
●朝食はホットプレートでおうち外食気分に
朝時間に余裕ができる休日は、ホットプレート料理を。「平日はパターン化している分、普段と違う特別感が味わえます」
また、天気がいい日は、屋上でテントやタープをはって外ごはん! レジャー気分を楽しみます。
●食材は休日にまとめ買い。平日は出費ゼロ!
買い物は休日にまとめ買い。「1回の買い物は1000~2000円が目安。ミルクなどの常備品+特売の食品を買い、家庭菜園の野菜も活用しながら、次の買い物まで乗りきります」
●月末には家計簿を書いて収支を計算
出費があると家計簿アプリに入力しておき、月末に固定費と合わせて集計。「1年間の収支を出せば、貯蓄の増加がわかって励みになります。このタイミングで、夫とやりくりの相談も」
節約のためにと、特別なことや無理な努力をしてもなかなか続かないもの。いちばん確実に貯めるコツは、毎日こつこつと続けること。朝晩の生活習慣に節約ワザを取り入れて、自然と貯まる家計を目指しましょう。