キッチンカウンターの下はなにも置かない
すべての画像を見る(全7枚)わが家のキッチンとダイニングの間にあるカウンターは、少し前にせり出しています。下の余白部分がもったいなくて、収納家具を置いていました。
かつては子どもたちの本棚を置くスペースとして使っていましたが、今はもう必要なくなったので撤去。なにもない空間は、壁があらわれてスッキリした印象に。
ただ、無造作に家具を置いていたせいで、壁紙がはがれていました。知らないうちに家を傷つけていたことに反省。置き方にも工夫が必要ですね。
洋室を和室風にアレンジ
最近のマンションでは、和室のない間取りも増えています。たしかに洋風のイス座式の生活もよいですが、50代になって床に座る和式生活も心地よく感じています。
わが家は和室のない間取りなので、洋室にタイルカーペットを敷いて、床座式で過ごせる場所をつくりました。畳を敷いた完全な和室とは違い、洋室の雰囲気があるので、リビングとも違和感なくつながりがもてるのもポイントです。
タイルカーペットは、設置も簡単で、汚れた部分だけを取り外して洗えるのも便利。
板の間に布団を敷くのは冷気や湿気が気になりますが、カーペットの上だと温かいので、来客があるときはゲストルームとして布団も敷けます。また、畳のようにささくれが起きないので、ストレッチなどをするのにも適しています。
私は、無印良品の「体にフィットするソファ」を置き、ゴロッと横になれるリラックス空間として楽しんでいます。なにも家具を置かないことで、フレキシブルな使い方ができるのもメリットです。
あって当たり前の家具をなくすと、一見、部屋が寂しく、殺風景に見えますが、慣れてくると、このシンプルさがかえって潔く心地よく感じます。
50代からは、本当に必要なものだけに絞った、「引き算の暮らし」がちょうどいいですね。