休日は、リビングで思い思いの時間を過ごすことが多いというKさん夫妻。住み慣れたエリアで53㎡の中古マンションを購入し、リノベしました。リビングの一角に設けられたワークスペースがひときわ目を引きます。ワークスペースの壁は有孔ボードで仕上げ、ギターを掛ける専用フックや、上部にはオープン棚も。コンパクトなスペースを最大限活用するための工夫がいっぱいの、自慢の空間を見せていただきましょう。
すべての画像を見る(全13枚)暮らしのすぐそばに音楽を
専有面積約53㎡というコンパクトなマンションゆえに、スペースの使い方には工夫が不可欠。Kさん夫妻は、壁や天井をムダなく活用することで、リビングの一角にワークスペースを設けることができました。
ワークスペースの壁にはよく使うものやお気に入りの雑貨などを飾りながら収納。その上部にはワイドスパンの棚を設置し、本や趣味の道具などを収めています。
夫婦共通の趣味は音楽。壁にはギターを掛けるための専用フックを設置して、気分によってギターを気軽にチェンジしながら楽しんでいます。
「気分によって、好きなギターを飾れるのがいいですね。ここで作曲をしたり、プラモデルを組み立てたり、好きなことを満喫しています」と夫はワークスペースに大満足の様子。
【この住まいのデータ】
▼家族構成
30代夫婦
▼リノベを選んだ理由
結婚を機に住み慣れたエリアで中古マンションを購入。夫婦共通の趣味が音楽であることから、リビングの一角に音楽を楽しめるワークスペースを設けることに。
▼住宅の面積やコスト
専有面積/52.38㎡ 工事費/1060万円
スペースも動線もムダなく
スペースを効率よく使えるように、キッチンは壁づけにしました。シンク上の飾り棚には友人からもらったお酒などを並べています。長身の夫妻が使いやすいよう、キッチンは高めの90㎝に設定。「おかげで洗い物をするときなども、とてもラクになりました」と夫は満足そう。
家事効率アップのために、キッチンのすぐ横に配置したのはランドリースペース。床には、夫が選んだヘリンボーン柄のフロアタイルを採用しています。
洗面台は廊下に配置。省スペースになっただけでなく、帰宅後の動線もスムーズになりました。
洗面台の向かいにはオープンタイプのクローゼットも。通路としてだけでなく、廊下にさまざまな役割を持たせていて、スペースにムダがありません。
オープン収納は使いやすく開放感もアップ
玄関はできるだけ広く見えるように、上がり框を斜めにしました。シューズクローゼットは棚板の奥行を夫の靴が収まるサイズに調整。そのサイドにはコート類を掛けられるよう、ハンガーパイプが備わっています。
玄関にはバッグ専用のオープン棚も設けました。オープンなのでサッと手に取りやすく、使い勝手は良好。
休日にはワークスペースで趣味にまつわる作業をしたり、一緒にギターを弾いて楽しんだりするというKさん夫妻。暮らしやすく、好きなことに没頭できる住まいに、ふたりとも大満足しています。
間取り(リノベーション前後)
リノベーション前
リノベーション後
設計・施工/インテリックス空間設計
創業から累計で2万3000件超えのマンション専門のリノベーション会社。知識と経験が豊富なスタッフが物件探しの段階からサポートをするワンストップリノベで人気。東京・青山リノベーションスタジオでは、さまざまなリノベーションのアイデアに触れることができる。
撮影/小川 聡 ※情報は「リライフプラスvol.41」取材時のものです