男子3人(小学2年生、年長、2歳)の子育て真っ盛りのマルサイです。

先日幼稚園の運動会がありました。昨年は雨が降り中断してしまいましたが、今年はカラッとした秋晴れで、とてもすがすがしい空の下での運動会でした。今年は二男が幼稚園最後の運動会。見せ場のひとつでもある年長のリレーでは、わが子はもちろん、小さい頃から知っている子たちが気持ちをひとつにしてアンカーへとバトンをつないでいく姿に心打たれ、おなかの底から声をはり上げ応援しました。リレーが終わってハタとわれにかえると、汗も涙も鼻水も流れっぱなしで心拍数も上がりっぱなし。こんなにわれを忘れるほどに応援した運動会なんて、もしかしたら人生初かもしれません。

母たちの白熱した戦いに、先生もびっくり!?

運動会
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白熱した戦い

じつは私、運動が大の苦手。小学校・中学校と運動会は楽しい行事ではなく、気が重くて憂うつなものでしかありませんでした(ちなみに高校は綱引きとか玉入れ的なものばかりに参加していたのでものすごく気楽で楽しかった)。早く終わらないかな~というテンションの低さで、応援もほどほどにしかしませんでした。今思うと、なんてもったいないことをしてきたのだろうと思います。

 

子どもたちの競技が終わると、午後は家族参加の競技に入ります。私ももちろん、お母さんの競技「棒引き」に参加です! 真ん中に15本くらい置かれた棒を白組・紅組に分かれたお母さんたちがスタートと同時に取りに行き、より多く棒を獲得できたチームが勝ちというシンプルな競技なのですが、まったくほのぼのしていません。母となり心身共によりいっそうの強さを身につけた女たちが、恥も外聞もなく女の業をむき出しで棒を奪い合うという恐ろしい競技なのです。

 

棒を持ったまま敵チームに引きずられ、土まみれになったり服が破けたり血が出たり。お母さんを応援していた子どもも泣き出す始末。競技終了の笛がなっても女の戦いは終わらない。ついには園長先生がマイクで「やめてくださ~い! やめなさい! やめろー!」とマ行下一段活用の命令形を…! そんなこんなで、棒引き、燃えました~! ぶっちゃけリレーより燃えた!(鼻息荒)

子どもが幼稚園に入り、30代にしてようやく気づけた運動会の楽しさ。来年も楽しんで参加したいと思います。棒引きに!

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