自粛生活やテレワークにより、自宅にこもりがち。そんな人の気分転換には、リビングの模様替えがおすすめです。失敗せずに、居心地よい部屋にしたいなら、家具のレイアウトが大切。理想のリビングのつくり方を、 3Dモデルを使って 、一級建築士のしかまのりこさんが教えてくれました。収納を増やした、テレワークがしやすい模様替えのアイデアも!

リビングの模様替えでリフレッシュ
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目次:

1.絵や観葉植物をプラスするだけでも、リフレッシュできる2.ダイニングテーブルの位置を変えて、無駄な動線をスッキリさせる3.存在感のあるソファの位置を変えるとLDの印象が変わる4.仕事しやすく、片付くように収納を増やす模様替えもおすすめ

1.絵や観葉植物をプラスするだけでも、リフレッシュできる

9畳のLDの一般的な家具配置

こちらは、9畳のリビングダイニング(以下、LD)の間取りの様子です。レイアウトしている家具のサイズは以下を想定。

  • ソファ…幅180㎝×奥行80㎝×高さ75㎝
  • リビングテーブル…幅135㎝×奥行75㎝×高さ40㎝
  • TVボード…幅153㎝×奥行45㎝×高さ34㎝
  • TV…液晶50インチ
  • チェスト…幅90㎝×奥行35㎝×高さ77㎝
  • ダイニングテーブル…幅150㎝×奥行90㎝×高さ67㎝
  • ダイニングチェア…幅48㎝×奥行55㎝×高さ79㎝

広くないLDに対して、少しゆったり目の家具を置いているイメージです。

9畳のLDの壁際の家具配置

ビフォー

模様替えで、いちばん簡単な方法は、絵や観葉植物などのインテリアを部屋にプラスすることです。

LDに絵や観葉植物などのインテリアをプラス

アフター

整理ボックスが置いてあるチェストの上に絵や雑貨を飾ります。またTVボードとチェストは隣接して置かないで、少し空間を開け、その空間に、観葉植物をプラスすると、こんな感じに。

LDに絵や観葉植物などのインテリアをプラスし、リビング側から見る

絵や観葉植物をインテリアとしてプラスするだけで、おしゃれな部屋に模様替えできます。

2.ダイニングテーブルの位置を変えて、無駄な動線をスッキリさせる

今までのLDの家具配置

ビフォー

部屋の雰囲気を、さらに変えたい場合は、ダイニングテーブルの位置を変えてみるのもよい方法です。

ダイニングテーブルを壁に付ける

アフター

上図のように、ダイニングテーブルとチェストの位置を入れ替えてみます。

LDのダイニングテーブルを壁付けにして、チェストをカウンターのデッドスペースに移動

ダイニングテーブルは壁に付けることで、無駄な動線を省くこともできます。

またキッチンカウンター下にチェストを置くことで、デッドスペース(何にも使われていない空間)を収納空間として有効に使えます。

3.存在感のあるソファの位置を変えるとLDの印象が変わる

今までのLDの家具配置

ビフォー

ソファは、その大きさから、リビングに置いて存在感の大きい家具です。
そこで、部屋の雰囲気を変えたい場合は、ソファの位置を変えてみるのも方法のひとつです。

ソファの位置を変えてみる

アフター

上図のように、TVとソファの位置を入れ替えてみます。

移動したテレビの位置から見たLD

もしTVアンテナが、入れ替えた場所にない場合は、ゲーム機やDVDデッキを経由した、インターネット利用でのTV視聴方法を検討してみてください。

4.仕事しやすく、片付くように収納を増やす模様替えもおすすめ

今までのLDの家具配置

ビフォー

片付かないリビングに悩んでいる人には、収納を増やす模様替え方法もおおすすめです。

LDに収納を増やした場合の家具レイアウト

アフター

上図のように、キッチンカウンター下のデッドスペース(何にも使われていない空間)に、ニトリや無印良品で売られているような収納家具をプラスします。

ダイニングテーブルはソファに隣接してレイアウトし、リビングテーブルはサイドテーブルなどの小さなものに変えます。
また、チェストは邪魔にならないように、バルコニーへの動線上に配置します。

LDに収納を増やしスッキリ

ダイニング側に収納が増えたことで、散らかりやすいものの収納場所ができるようになります。

リビングでくつろいでいるときも、収納が目に入らない

ソファでくつろいでいるときは、収納が目に入りません。

収納を増やしても狭く感じないLD

収納を増えましたが、LDの狭さは感じられません。リビングスペースもスッキリしました。

長期化する自粛生活の中、「おうち時間」を前向きに楽しむためにも、リビングの模様替えにトライして、スッキリ気分転換を図ってみてください。