水まわりを飾るのに最適なモザイクタイルですが、どんな形でどんな色のタイルを選ぶかが大きなポイントになります。とくに色の異なるタイルをミックスしたり目地に色をつけたりするとなると、できあがりを事前に頭の中でイメージするのはほぼ不可能ではないでしょうか。そんなときの心強い味方「モザイクタイルシミュレーション」の魅力と、実際に施工したタイルとの比較について、東京・世田谷で大家をしているアサクラさんに教えていただきました。

目次:

パソコンのブラウザ上で無料で使えるのが便利何度でも自由に組み合わせてシミュレーションできるのが魅力シミュレーション結果と実際に施工した写真をくらべてみる目地色の仕上がりにこだわるなら「アートパステルメジ」がおすすめ

パソコンのブラウザ上で無料で使えるのが便利

紹介するのは、モザイクタイルといえばおなじみの「名古屋モザイク工業株式会社」が無料で提供している「モザイクタイルシミュレーション バージョン3.0」です。

モザイクタイル シミュレーター バージョン3.0
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「名古屋モザイク工業」が提供する代表的なモザイクタイルをパソコンのブラウザ上で自分の思い通りにシミュレーションすることができます。さまざまなカラーバリエーションの組み合わせはもちろん、サンプルでは想像しづらい「タイルと目地色の組み合わせ」も試してみることができます。

メニューには、色の比率を指定できる「ランダムミックス」、繰り返しのパターンを作成できる「パターン」、色のグラデーションを作成できる「グラデーション」があり、自由自在にデザインをシミュレーションできます。論より証拠ということで、実際にソフトを使ってみましょう。

モザイクタイル シミュレーターを開く

トップページの「シミュレーターを開く」をクリックしてソフトを立ち上げます。

シミュレーター基本画面

これが基本の画面。ソフトと言っても、難しい操作はいりません。シートのサイズを設定し、自分の好みのタイルを選んで並べていくだけです。

何度でも自由に組み合わせてシミュレーションできるのが魅力

試しに「コラベル」という商品を選んでみました。

コラベルのシミュレーション

画面右側にランタン型のタイルのシートが表示されました。

コラベルのカラーバリエーション

左側に表示されたカラーバリエーションをごらんいただければわかりますが、このタイルはとにかく種類が豊富。数えてみたら全部でなんと44種類もありました。気に入った色を並べてみるところから始めましょう。

コラベルのシミュレーション

とにかく直感にしたがって、どんどん色を選んで並べていきます。

コラベルのシミュレーション

できあがったのがこちら。

コラベルのシミュレーション

もう少し明るい色を使ってみたいと思ったので、オレンジを混ぜてみると…

コラベルのシミュレーション

明るい印象に変わりました。目地色も変えられます。試しに濃いグレーに変えてみましょう。

コラベルのシミュレーション

これまた雰囲気が変わりましたね。なんといっても何度でも繰り返し試してみることができるのがシミュレーションの長所。自分が納得いくものを探そうとすると、ついつい時間を忘れて没頭してしまいます。

気に入ったものができたら、画面内の「保存」ボタンを押して「JPG」「PNG」「PDF」などでデータをダウンロードすることもできます。「データ保存」をしておけば「データを読み込む」ボタンから後日再編集することも可能です。

作ったPDFデータを施工会社やタイル屋さんに渡せば、指定の手間も省けてまちがいも起こりません。

シミュレーション結果と実際に施工した写真をくらべてみる

こんな具合に便利で楽しい「モザイクタイルシミュレーション」ですが、実際に施工したタイルとくらべてどうなのかも気になりますよね。そこで、うちのマンションでの施工例とくらべてみました。

まずは「ヘキサゴン」というグレーのタイルに、茶色の目地を組み合わせたシミュレーション。

ヘキサゴンのシミュレーション

実際にできあがったタイルはこちら。

ヘキサゴン施工例

いかがでしょう?けっこう近い印象に仕上がったと思います。ただし、ブラウザ上のシミュレーションである以上、細かい色のニュアンスはディスプレイによって異なる場合もあります。また、タイルを施工した場所の日当たりや照明の色味などの影響もありますから、注意も必要です。

たとえば、白のタイルと白の目地を組み合わせたケース。「コラベル」でシミュレーションした結果がこうなるのに対し、

コラベルのシミュレーション

実物の写真はこう仕上がりました。

コラベルの施工例

目地の「白」の色味がだいぶ異なる印象を受けます。目地はタイルとタイルのスキマを埋める素材なので、照明があたったときには影になりやすく、シミュレーションのようなパキッとした色合いは出にくいのかもしれません。

目地の色を「ライトグレー」にしてシミュレーションしてみるほうが実物の印象に近いと感じる人もいそうです。

コラベルのシミュレーション

こういう差異にこだわりたい方は、実際の工事の前には設計士さんや施工業者さんに相談しておいたほうがいいでしょう。

目地色の仕上がりにこだわるなら「アートパステルメジ」がおすすめ

うちのマンションの場合、予算の削減のため、モザイクタイルはいつもDIYで施工するようにしています。DIYで注意したいのが目地色の調整。玄関土間に「コルメナ」のブラウンのタイルを貼った例をごらんください。

コルメナの施工例

このできあがりの前に作成したシミュレーション画像はというと…

コルメナのシミュレーション

シミュレーションの黄色の目地に対し、実物はクリーム色のような色合いになりました。並べてみると一目瞭然ですね。

施工例とシミュレーションの比較

左/実際の施工例 右/シミュレーション画像

このクリーム色もタイルとはマッチしているので結果オーライですが、失敗の原因は僕がDIYで着色剤(色粉)を白の目地材にまぜて調色したせいでした。目地色にこだわる場合は、メーカーが販売する色つきの目地材を使うのが無難です。

ちなみに「モザイクタイルシミュレーション」で使用できる目地色はすべて名古屋モザイクが販売する「アートパステルメジ」という色つきの目地材に対応しています。

名古屋モザイクのアートパステルメジ

※名古屋モザイクのホームページより

シミュレーション結果に近い仕上がりを狙うなら、こちらを利用するのがおすすめです。

DIYに挑戦するにせよ、タイル屋さんにお願いするにせよ、モザイクタイルはそれなりに費用や手間がかかる建材。せっかく工事したのに「思ってたのとちがう…」となるのは残念ですよね。「モザイクタイルシミュレーション」を活用して、イメージどおりのタイルを手に入れてください。

【名古屋モザイク工業株式会社】
モザイクタイル シミュレーション バージョン3.0