アウトドアが好きで、外部空間も生活の場所にできるような家がほしい!と思っている人、多いですよね。でも、首都圏で庭つき一戸建ては予算的になかなか厳しい……かも知れません。そこで、広いルーフバルコニーのある中古マンションという選択をした東京都大田区のHさん夫婦。
すべての画像を見る(全10枚)開放感いっぱいのルーフバルコニーでホームパーティが楽しめる!
アウトドアで過ごすのが好きなHさん夫妻は、リノベーションを前提に「フィールドガレージ」に相談し、物件の選定から関わってもらいました。購入したマンションは、駅からは少し離れた静かな住宅地にあり、左右を桜の大木で囲まれた48平米のルーフバルコニーにひと目惚れ。引っ越しをしてから、友達や親戚を大勢呼び手料理でもてなすことが、ますます楽しみになったそう。
そんなときには、特に広いルーフバルコニーが活躍!
バーベキューなどメインの料理は夫が担当。
「ルーフバルコニーは第二のリビングという感じ」と妻。普段は朝食を取ったり、観葉植物の世話を楽しんでいます。
多いときは一度に15名ほどが訪れたこともあるが、リビングとルーフバルコニーの両方を使うと、みんなが無理なく居場所を確保できました。
こだわって選んだ飴色の釉薬タイルがポイントのキッチン
クローズだったキッチンの壁を取り払ってワンルームのLDKに変更。空間を広く使えるように、キッチンはL型だったものを壁付けに。飴色の釉薬がかかったタイルを壁に取り入れたことで、どことなく懐かしい雰囲気に。根気よく探し出しただけあって満足のいく仕上がりで、広いLDKの中でよいアクセントになっています。
廊下からリビングへの出入口にはアンティークのドアを
妻は年月を経た家具を好み、古家具店に勤めていたことがあるほど。自宅にも味のある家具が集まっていたので、それらを生かせるしっとりとしたインテリアに改装し、ドアもアンティークのものをしつらえました。
リビングから奥の寝室を見たところ。格子窓で開放感を出したため広がりを感じられます。妻が以前勤めていた「OTSU FURNITURE」で購入したこのアンティークドアの真鍮のドアノブにも、味わいがありますね!
ムダに幅が広かった廊下には、壁面収納を設置してスペースを有効に活用
玄関にあった下駄箱は撤去して、床板を張ってディスプレイのスペースに。もともと持っていた家具や小物がそれぞれの場所を得て、落ち着きのある家に仕上がりました。
夫は「旅館に泊まりに行くことに、以前のような魅力を感じなくなりました」と話してくれました。
その言葉には、居心地のいい家への満足感がにじみ出ています。
もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラス」も参考にしてみてくださいね。
設計・施工/フィールドガレージ
撮影/山田耕司
※情報は「リライフプラスvol.22」取材当時のものです