●その3:細かく用途を分けない

それぞれの服の用途を細かく分けすぎると、服の数が増えます。

冠婚葬祭用、通勤用、学校行事用、友人とお茶するとき用、旅行用、お稽古ごとに着ていく用、ちょっとコンビニに着ていく用、運動用、部屋着などなど、TPOに合わせて、あれこれ服をそろえていませんか?

Tシャツを着ている様子
筆子さんの定番服のひとつ。重ね着ができる服をもつと対応しやすく
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私は、いつも綿のトップスにレギンスかジーンズ、その上に綿のパーカ、寒いときはその上にダウンジャケットという格好で、家にいるときも、外出するときも、基本、一緒です。

アウタークローゼット
筆子さん夫婦のアウターは、廊下のクローゼットに一年じゅうつり下げっぱなし

私のマネをしろとは言いません。ですが、服の用途を分けすぎるのはやめ、いろいろな機会に着られる汎用性の高い服をもつことを心がけると、服の数が増えすぎず、管理が楽になります。

●その4:もっている服を調べてみる

ノートに書き込む様子
(※写真はイメージです)

一度、自分がどんな服を何着もっているのか調べて、ノートやデジタルツールでまとめてください。すると、アウターが多すぎるとか、黒いトップスが何着もある、といったことに気づきます。私は手持ちの服をブログの記事で写真つきで紹介しており、それが自分の目録になっています。

 

ワードローブを把握し、本当に必要なものだけをもつよう心がけると、たとえ今年は衣替えをすることになっても、数年後には、大がかりな衣替えをしなくてもすむ暮らしになりますよ。

 

服のもち数を調べることは、衝動買い防止にもなるので、非常におすすめ。あまりに数が多い人は、先に少し手放してから行うといいでしょう。

●その5:定番服をつくる

クローゼットに服
筆子さんの定番服たち

たくさん服を持っていても、結局着るのはいつも同じような服です。それならば、いっそ、いつも自分が着る定番の服を数着決めてしまうのはどうでしょうか?

先ほども書いたように、私の定番服は、トップスもボトムスも、綿素材のカジュアルな服ですが、ご自身の生活環境に合わせて、よく着る服やパターンを決めるといいでしょう。

もし個性的なトップスが好きならば、ボトムスはできるだけシンプルなものにして、いろいろなトップスに合わせられるものを選ぶといった工夫をすれば、数が少なくてもおしゃれを楽しむことができます。

カゴに衣類
下着やソックスはクローゼットの下にあるカゴに入れて、1年じゅうここから出し入れ(筆子さん)

今回は、衣替えをしない生活にしていく方法をお伝えしました。衣類の収納方法に頭を悩ませる人は多いのですが、それは、数が多すぎるからです。服の数を増やしすぎなければ、収納スペースもいらないし、しまい方など、管理の方法に頭を悩まさなくてすみます。ぜひ参考にしてみてください。