家が片づかない原因にもいろいろありますが、「ものが増えていく」のもそのひとつ。不要なものをためこまない仕組みがつくれたら、部屋はすっきりをキープできるはずです。
そこで今回は、3人の収納のプロ、本多さおりさん、七尾亜紀子さん、yukikoさんに解決策を教えてもらいました。達人ならではの、収納グッズの探し方テクもあわせて紹介!
収納の悩み:捨ててもどんどんものが増えてしまいます…
捨てているつもりなのに、気づけば部屋がものであふれています。どうすれば、必要なものだけに囲まれた暮らしができますか?
●捨てるときになぜ不要になったか考えましょう(本多さん)
すべての画像を見る(全6枚)捨てるときに「なぜ不要になったのか」を考える習慣をつけましょう。「使うのが面倒で続かない」
「自分の生活スタイルに合わなかった」など、ものが活躍できなかった背景が見えるはず。それを忘れず教訓にしましょう。次の買い物がより慎重になり、ムダにものが増えることを防げますよ。
●ゴミ袋を持って定期的に「大捨て祭り」を開催しましょう(yukikoさん)
ゴミの日の前日など、定期的に「大捨て祭り」を開催してみて。私は片手にゴミ袋を持ち、家じゅうの棚や引き出しをあけて不要なものがないかチェックします。滞留していたものがなくなり、家の中がすっきりしますよ。
●「どうしても捨てられないもの入れ」をつくり、そこだけは保管OKに(七尾さん)
子どもの工作や手紙などの思い出の品は「どうしても捨てられないもの入れ」に保管を。箱があふれたら中身を全部出して残したいものから順にしまっていき、入らないものは処分などルールをつくって。子どものものは自分で優先順位を決めてもらうと、納得して手放せますよ。
達人の、収納グッズ探し方テクニック
買ってみたものの、わが家には合わなかった…! と失敗しがちな収納グッズ。探し方の秘訣を教えてもらいました。
●まず、家にある収納グッズを試してみる(本多さん)
買う前に、家にある収納グッズのなかから合いそうなものを探し、試してみましょう。入れたいものには、「どんな大きさや深さ、形、素材がしっくりくるのか」をチェックしてから買うことで、ムダ買いを防げますよ。
●今の収納で困っているところを書き出してみる(七尾さん)
現状で使いづらいところや、どんな状態にしたいかを書き出してみましょう。そのためにはどんな収納グッズが必要なのかを考え、ネットの画像検索でイメージに近い画像をチェック。買うときの参考にするといいでしょう。
●アイテムは1つずつ、試しに買ってみる(yukikoさん)
収納グッズの使い心地は、実際に置いてみないとわかりにくいもの。わが家では一度にそろえず、まずはお試しのために1つ購入。よければ追加で買うようにしています。基本ですが、購入前にサイズを測るのも忘れずに!
暮らしていて、「ものが多いな」と感じたら、いらないものがたまっていないかチェックを! ものをもつ基準を定期的に見直すことも、すっきり暮らしには必要なんですね。