長引くステイホーム、家の中が片づかなくてイライラが募るばかり…。
「引き出し1つ片づくだけでも、気がラクになります! まずは、今すぐできることから始めてみませんか?」というのは、ライフオーガナイザーの佐藤美香さん。今回は牛乳パックを使って、引き出しを整理する方法を教えていただきました。
牛乳パックで引き出しを整理するテク。調味料の漏れ防止やふりかけの在庫管理に
牛乳パックの再利用ワザ。でも、長さを計ったりするのは面倒ですよね。それならば、縦1面だけを切り取って、仕切りに使うのはいかがですか? つくり方をご紹介します。
すべての画像を見る(全11枚)整理したい引き出しの中身に合わせて、洗って乾かした後、縦1面を切り取った牛乳パックをいくつか用意し、並べます。
その牛乳パックを引き出しに入れます。
わが家では、キッチンの細長い引き出しで使っています。牛乳パック3つをビニールテープでつなぎ、牛乳パック同士が、引き出しの中で前後にズレないようにしています。
後ろには、ティッシュの箱を2つ。牛乳パック3個分とティッシュの箱2つが、ちょうど同じくらいの幅なのです。
引き出しの中には、ナフキン(黄色枠)・ふりかけ(青枠)・インスタントみそ汁(赤枠)と、お弁当にセットするものを入れています。どれも小さいだけに、あちこちに置きっぱなしになりやすいもの。
キッチンの引き出しに、1つ1つすぐ取り出せるように入れたことで、必要な人が必要な分だけ持っていくようになりました。
●汚れ防止!牛乳パックの底を使って、調味料を管理する
底の部分を使う方法もあります。
底部分を切り取り、引き出しに並べます。調味料のボトルなど、汚れやすいやすいものを入れるのに最適!
わが家では、お酢やみりんなどを入れています。液だれなどで汚れても、そのまま処分できるのでラクなのです。
調味料って、出番が多いだけに、引き出しから出されている時間も多い。そんなとき、戻す場所がはっきりわかるのは、乱れにくさにも繋がります。
●深さを有効利用!形を生かして在庫管理をラクにする
深さのある引き出しに、ストック食材を収納する場合も、牛乳パックが大活躍。
牛乳パックを筒のまま使い、同じ種類の缶詰を上下に重ねて収納しています。こうすることで、牛乳パック上部も有効に使えます。
缶詰には、上から見ても分かるように、油性ペンで中身をラベリング。
調味料や粉類など、ほかのストック食材とも、同じ引き出しに収納できます。
食材の在庫が一目で分かるので、使い忘れやダブリ買いがなくなりました。
●牛乳パックを好みのサイズにカット!引き出し内の小さな不便を解決する
量が増減するものを収納する場合、その都度、収納用品を買うのはもったいない。牛乳パックで代用しています。
たとえば、子どもに頂いたお下がりの衣類などは、「サイズが大きくて、まだ着られない」「季節が合わない」など、少しの間保管する必要があります。このとき、サイズや種類ごとに収納しておかないと、うっかり出し忘れ、気がついたときには着られないなんてことも。
牛乳パックで、種類・持っている量に合わせて、仕切ることができるので、とても便利です。
また、さらに細かく分けたいなんていうときにも、活躍しています。わが家では、人ごとに箸を分けるのが面倒で、家族で同じ箸を使っていますが、年の離れた末っ子の箸だけは別。箸を入れる場所を牛乳パックで仕切っています。
この仕切りがあるだけで、末っ子も自分の箸をサッと取り出せます。
忙しい毎日のなかで、家の中のちょっとした不便は、見過ごしてしまいがちです。けれども、小さなことを1つ1つクリアしていくことは、暮らしやすさにつながります。ぜひ、取りかかりやすい場所から、試してみてください。