リビングが片づかない原因のひとつは、家族みんなが集まって過ごす場所だけに、使うものが散乱すること。たとえばティッシュや郵便物・プリント類などの紙もの…。
そんな細かいものにもひとつひとつに定位置を決めてあげると、部屋は散らからず、家族もものを探さずにすみます。人気インスタグラマー・yukiさんが、お宅で実践しているアイデアを教えてもらいました。
散らかりを未然に防ぐ定位置決めで、くつろげるリビングをキープ
よく使うものは使う場所に置き場所を決める。増え続けるものは処分する仕組みをつくる。ものが散らからない工夫の数々をお見せします。
<yukiさん宅の間取り>
すべての画像を見る(全11枚)●散らかる原因ナンバーワン!紙ものは種類ごとに場所を決めておく
郵便物やプリント類は見た時点で「どうするか」を判断し、必要なものだけを所定の場所に。
「お便り類は、“人別”にリビング壁面のラックに入れておきます」
リビングのカウンターの上にトレーをセット。散らばりがちな時計やカギなど、夫のポケットの中身を置ける場所を用意しています。夫あての郵便物はここに置く決まりに。
保管しておきたい書類は専用ファイルに入れて収納棚(間取り図上の2)に。
ファイルはジャンルごとに分類。週末のお出かけ予定地の資料など、現在進行形で必要なものは、「進行中案件」へ。
●「期間限定で家にあるもの」は一時置き専用のスペースに
収納庫(間取り図上の2)の棚の手前は常にあけておき、友人に渡す予定のプレゼントなど定位置がないものの一時的な置き場所に。
「ここがあふれてくると、やらなきゃいけないことがあるという目安に」
●さまよいがちなティッシュにも定位置を決めておく
リビング用のティッシュはフックつきケースで壁につるし、すぐに使えるように。
「使ったまま置きっぱなしがなくなって片づけの手間いらず!」
ダイニング用はテーブル裏にはって場所を固定。
さっと手にとれるから、子どももお手伝いしやすい!
●使いやすい専用スタンドでランドセルの出しっぱなしを回避
リビング学習時、ランドセルが放置されないよう、帰宅後まず宿題をリビングに置き、ランドセルは子ども部屋にしまうことに。
「子どもでもかけやすいスタンドにしたら習慣化できました」
ものの定位置が分かりやすく決まっていれば、使ったあとに片づけるのも簡単です。仕組みは一度つくってしまえばOK。散らかりやすいものを見極めて、上手に置き場所をつくってみてください。
<イラスト(間取り)/片山智恵 取材・文/ESSE編集部>