家族で暮らしているとどうしても毎日大量の洗濯物が出ます。でも、洗わなくてよいものは洗わない、洗うものは干し方を工夫して手間をはぶくなど、洗濯の前後にちょっとしたことに気をつけるだけで、作業はぐっとラクに。
毎日の洗濯が時短&簡単になる9つのアイデア
ここではそのコツを、生活研究家・消費生活アドバイザー阿部絢子さん、知的家事プロデューサー本間朝子さん、家事・掃除・住宅アドバイザー藤原千秋さん、家事アドバイザー毎田祥子さんに教えていただきました。
●1.着用後のおしゃれ着は、汗をかいた部分だけ濡れタオルでたたく
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「型くずれさせたくないおしゃれ着は、脇や衿回りなど、汗をかいた部分を濡れタオルでたたいて」(阿部さん)
このひと手間で、毎回洗濯しなくても、においや汗ジミを防げます。
●2.ラグやマットは、室内の風通しをよくしてイスにかけておく
「まめに洗濯しにくいラグやマットなどは敷きっぱなしにせず、週に一度、室内の風通しのいい場所にイスなどを置いてかけておくだけで、湿気やにおいが抜けます」(本間さん)
●3.ベッドのマットレスの片側を少し持ち上げて、缶詰や本をはさむ
ときどき風を通した方がよいとわかっていても、重くて干すのが大変なベッドのマットレス。
「週に1回程度片側を持ち上げ、ベッドとのすき間に缶詰や本などをはさんで風を通すだけで、湿気を逃がせます」(本間さん)
●4.朝起きたら、かけ布団の片側をめくって風を通しておく
朝起きたら、かけ布団をめくって中の湿気を逃がして。
「1日おきに足側と頭側を交互にめくった状態で整え、敷き布団に風を通すようにするといいですよ。布団の場合も、かけ布団を外して湿気を逃がしてからたたみましょう」(本間さん)
●5.ストッキングはネットに入れて洗濯し、ネットのまま干す
伝線防止のためネットに入れて洗濯するストッキングなどは、すぐ乾く素材なので、そのまま干せば手間なし。
「ひざ下丈のストッキングや赤ちゃん用の小さい靴下も、この方法なら紛失を防げますよ」(藤原さん)
●6.アイロンがけはとことん手間を省いてきれいに見せる
「ワイシャツのアイロンは、衿、カフス、ポケットの3か所さえしっかりかければきれいに見えます」(本間さん)
「ハンカチなど小物なら、テーブルの上に厚手のバスタオルを敷き、アイロン台代わりにしてもよいです」(毎田さん)
●7.洗濯機上にネットを複数つるし、脱いだら分類して入れる
「洗濯機の上のラックなどに、大きめの洗濯用ネットをいくつかつるします。白いもの、色柄もの、下着類など、脱いですぐ分類して入れれば仕分けの手間なし。ネットなら湿気がこもらず清潔で、そのまま洗濯機に入れられるのもラク」(阿部さん)
●8.タオルをしまうときは輪の向きをそろえる
「タオルを洗濯してしまうとき、輪を同一方向にそろえてたたみ、棚などに入れて。それだけで整って見え、気持ちよく使えます」(藤原さん)
●9.忙しい朝は、かけ布団だけ干す
「ベッドの人や布団をしまう余裕がない人は、かけ布団だけでも干し、湿気を逃がしてください」(藤原さん)
「外に干さなくても、室内でイスなどにかけておくだけでOK」(本間さん)
毎日のことだからこそ、ちょっとしたコツが大事。今日からぜひ取り入れてみてくださいね。