梅雨のシーズン。家のなかでもっとも気になる場所が、水回りです。
こまめな掃除が大事になりますが、そもそものお掃除グッズをきれいに収納できない方も多いかもしれません。そこで、整理収納アドバイザーの藤原暁さんに、100円ショップで見つけた、お掃除道具の収納グッズを教えてもらいました。

出しっぱなしOK!見た目も機能も優秀な水回りお掃除収納グッズ

お掃除道具吊り下げ
ブラシなどのお掃除道具は出しっぱなしにして、乾かしやすくしています
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気温も湿度も高くなるこの季節、カビ防止のためにも水回りのお掃除だけでもこまめにしてきれいを保っておきたいですよね。整理収納アドバイザーとして活動している手前、収納には気を使っているのですが、じつはわが家ではお掃除ブラシは基本的に出しっぱなしにしています。

ブラシを濡れしたまま収納庫にしまうと湿気を持ち込んでしまい、雑菌が繁殖したりカビが生える原因になってしまうから。とはいえブラシが乾くのを待ってからしまうことにしても、日常に追われるうちに忘れてしまい、数日出しっぱなしになってしまうことも…。
子どもやペットもいるためこまめに掃除をしなければならず、掃除のたびにブラシを出したりしまったりするのが面倒なので、もう出しっぱなしにすることにしました。

よかったのは、とにかく乾燥した状態を保てるところ。目につくところ、すぐに手が届くところに置いているので、汚れが気になったときにサッと使うことができます。さらにしまうのが面倒くさくない。なんせ基本出しっぱなしなので、使ったあとは定位置に戻すだけですみます。

「でも、出しっぱなしだと見た目が…」と思われるかもしれません。でも今は、100円ショップで見た目と実用を兼ね備えた商品を購入することができるので、ご紹介していきますね。

●ひっかけられるブラシシリーズ

ひっかけられるブラシシリーズ

ブラシの柄がカーブしていてタオルバーやつっぱり棒にひっかけて収納できるようになっています。

このブラシに出合うまではS字フックにブラシをつり下げて収納していましたが、ブラシによってはフックの穴に合わずグラついたり、ブラシを取るときにフックが落ちてしまったりでストレスを感じていました。

このシリーズはS字フックを使うことなく直接ひっかけて収納できるので、ぐらつきや落下のストレスから解放! しかもタオルバーはもちろん、ランドリーラックや、浴室の角形のタオルバーや縁のある小物トレイにもかけることができます。

ブラシをひっかける

さらにシンプルなデザインと色合いなので、出しっぱなしにしていても見た目がすっきりして気になりにくい。

ブラシの種類も3種類あり、用途に合わせて使い分けることもできます。もちろんブラシの毛もしっかりしていて使いやすく、しっかり汚れも落とせます。

こちらはワッツで購入しました。

●クリップフック

クリップフック

フックとクリップが一体になっています。これがクリップ部分をバーに挟んでフックとして使ったり、逆にフックでひっかけてクリップとして使ったり、2とおりの使い方ができて便利なんです。

フックで使うときはクリップではさむのでしっかり止まり、S字フックに比べてずれにくく落ちにくいので、モノが取りやすく戻しやすく収納できます。

スポンジを挟んで吊り下げ

クリップにして使えばぞうきんやスポンジもつり下げられるので、水ぎれをよくしてすぐに乾かすことができます。

こちらはセリアで購入。

●ひっかけ式小物ポケット

ひっかけ式小物ポケット

フックではひっかけられない形状のブラシや小物を入れるのに便利なポケット。わが家では排水溝掃除用の大き目のブラシを入れています。

濡れたブラシをポケットに入れて吊り下げ

ポケットになっていますが底がメッシュになっているので濡れたブラシを入れても水が溜まることがなく、乾きもいいのでおすすめです。洗濯バサミや子どものヘアゴム収納にも使えますよ。

こちらはセリアで購入。

●お掃除道具はしっかり乾かすのが基本

お掃除の基本は「こまめにして汚れをためないこと」「濡れたらすぐに乾かすこと」です。前述したように、お掃除用具も濡れたまま放置しておくと雑菌が繁殖したりカビが生える原因になったりします。

お掃除用具が汚れているとやる気も出ませんし、せっかくお掃除をしてもブラシやぞうきんが清潔でなければ意味がありませんよね。お掃除は面倒だからこそ、使いやすさとやる気が大事。気軽に購入できるアイテムからはじめて、お掃除やる気スイッチをいれてみませんか。