通勤はもちろん、休校中の子どもの置き弁として活用している方も多いお弁当。
ここではライフオーガナイザーの佐藤美香さんに、時短&ラクなお弁当づくりのコツを伺いました。
休校中の置き弁にも。大変なお弁当づくりは、冷凍おかずで時短&ラクに
わが家では普段、夫と中学・高校生の娘と、3人分のお弁当をつくっています。仕事やアルバイトの都合などで、「今日はいらない」「いつもより朝早く家を出る」など、日によってお弁当の数やつくる時間が変わります。
朝が弱い私は朝に慌てずにすむように、いくつかの簡単お弁当おかずを冷凍庫にストックしていますので、ここでご紹介いたします。
もちろんお弁当じゃなくても、普段のおかずにも活用できます。
●アレンジいろいろ 一気につくれる冷凍主菜おかず
お弁当のおかずは毎回つくるよりも、一気につくって冷凍したものを後でアレンジする方がラクだと感じています。
よくつくるのは、肉団子。豚肉とタマネギ、あとはパプリカなど彩りのある野菜をフードプロッセサーにIN。子どもが嫌いな野菜も、肉団子の中に混ぜると食べやすいようです。
また、冷蔵庫の中で中途半端に残った野菜を入れれば、野菜の使い忘れも防げます。
あとは小さく丸めます。油で揚げる方が油でコーティングされ、解凍時の味が落ちにくいと感じます。けれども、量が多いので、一気にオーブンで焼くことも。
焼いた後は、粗熱を取ってから保存容器に入れて冷凍します。このとき、できるだけ空気に触れないように、ラップなどでピタッと包んで下さいね。
お弁当のおかずにする際は、温めたフライパンに冷凍のまま入れます。ケチャップ・酢・砂糖を絡めてもいいですし、市販のホワイトソースやミートソースを合わせてもおいしいです。ソースを絡めている間に解凍もでき、絡めるソースを変えれば飽きずに何度も食べられます。
●すき間を埋めるのに困ったときの冷凍副菜おかず
あとちょっとおかずがたりないときのために、副菜も冷凍しておくと便利です。ひじき煮のような少量だけ欲しいものは一気につくって、お弁当カップに入れて冷凍しておくと重宝します。
ひじき一袋分を使って煮物をつくり、2・3日中に食べきれる分は冷蔵、食べきれない分を冷凍。
また、ホウレンソウなどの葉物はお弁当の色彩が明るくなるので、あると便利。
ひじきも、ホウレンソウも、解凍せずに冷凍のままお弁当に入れて持たせています。
わが家は娘にゴマアレルギーがあるため、ホウレンソウをゴマあえにしたりはできないので、少しだけしょうゆをたらしてカツオ節をかけたり、ベーコンとバター炒めしたものを冷凍したりしています。
毎朝のお弁当づくりは、メニューを考えるのもつくるのも大変。ですが、たまに「おいしかった」「またつくって」なんて言われると、がんばろうと思います。
自家製冷凍おかずを活用しながら、ラクに続けていけたらいいですね。