●【NG】細かく仕切りすぎる

洗面所にある子どものパジャマや下着の収納は、アイテム別に分けてきっちり収納していたそう。子どもや片づけが苦手な夫からは、どこになにが入っているのかわかりにくいというクレームが。

【これで解決!】ざっくり収納が使いやすくて手間もナシ
引き出し
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「しまうものを細かく分ける方法は上級者向け。細かく分けるよりざっくり収納した方が片づけやすいので、リバウンドが防げます」

●【NG】夫のものの収納場所があいまい

段ボールや書類など

「写真は片づけ前のわが家(笑)。寝室には夫の趣味や思い出のもの、手紙などが山積みになっていました」

ベッド以外のスペースは、収納場所が決まっていないものの吹きだまりになり、足の踏み場もないほど荒れ放題に。

【これで解決!】「陣地」をつくり適量を決める
棚に白段ボール4つ

「夫のものがあちこちに点在していると、全体でどれだけあるかわからず、ものが増えすぎてしまう原因に。まずはしまう場所=陣地を決めましょう」

陣地に収まる量を適正量と考え、はみ出した分は処分する仕組みに。

「夫の思い出のものはクローゼット上段のボックスに入るだけと決めたら、すっきり収まるようになりました」

段ボールに思い出グッズ
見返さない思い出グッズは箱にしまって

●【NG】オモチャの収納がざっくりしすぎている

「ガチャガチャの景品やカード類、アルミ箔を丸めた工作など、子どもが大きくなるにつれ、雑多なものも増えます」
こまごまとしたものは、ほかのオモチャと一緒にすると紛れてしまうので出しっぱなしになりがちでした。

【これで解決!】こまごましたもの専用の引き出しをつくる
透明引き出しに小さいオモチャ

七尾さんは小さなオモチャ専用の引き出しを用意。中身がわかりやすいように、透明な浅い引き出しを選ぶのがコツです。

「出しっぱなしになっているからと勝手に捨ててしまうのはNG。それよりも収納場所を決め、もし入りきらなくなってきたら、要・不要を子どもに決めさせるようにしましょう」

●【NG】家族の希望を無視する

イラストただいま~

もののちょい置きが頻出したら、今の収納が家族に向いていないのかも。収納法を見直すサインです。

「『出しっぱなしをやめて!』と文句を言うよりも、わが家に合った収納法をみんなで考えるのがおすすめです」

【これで解決!】ふせん会議で使いにくい点を話し合う
ふせん4つ

「収納方法を押しつけてしまうのはありがちな失敗パターン。でも家族で話し合うと、それぞれ使いやすさや理想の収納は違うとわかります」

おすすめはふせんを使うやり方。

沢山のふせん
人別に色分けしたふせんで問題点を整理!

「『ランドセルがしまいにくい』など子どもや夫目線の気づきがわかります。収納の不満点や理想の家をふせんに書き、改善法を話し合って」

【コラム】家族のものを処分するときは期限、条件を話し合ってから

七尾さん宅の片づけで必須だったのが夫の私物の処分。
「でも勝手に捨てるのはトラブルのもと。読み終わった本については『電子書籍になっているものなら捨ててもいい』と言われたので、電子書籍化した本のリストをつくり、納得してもらったうえで捨てました」

本棚

夫の本がつめ込まれた本棚。

「捨ててもいいと言われるまではガマンして。わが家も、片づけるよう5年間説得を続けました」