インフルエンザの流行や花粉…今は不調を呼びやすい季節。免疫力を上げる“養生”で、ウイルスや花粉に負けない体をつくりましょう。
「がんばるとは無理しているということ。がんばらないことも養生です」と語るのは漢方師の櫻井さん。心と体は密接に関係しています。心をリラックスさせて、体も元気になりましょう。
読むだけで健康になる心の「養生」について、漢方師が教えてくれました
●がんばらないことが冬の養生。「やらないこと」が大事
すべての画像を見る(全2枚)寒い季節はとにかく、ゆったりのんびり過ごすことがいちばんの養生。日常生活はやることが山積みですが、できる範囲で淡々とこなすくらいがベスト。
「やることリスト」ではなく、「やらないことリスト」をつくるくらいの心構えで。
●問題はすぐ解決しなくていい。楽観的になってみて
漢方では夏は夏らしく、冬は冬らしく、自然の流れに沿った暮らしを大切にします。春になったら芽が出て花が咲くように、問題があっても機が熟せば自然に解決することも。ものごとにとらわれすぎず、ゆるっと過ごしましょう。
●気持ちを「ゆるゆる」させるには服も髪も「ゆるゆる」してみよう
気持ちをゆるめるには形から入るのも手。服はタイトでぴったり締めつけるようなものは身につけず、髪の毛はぎゅっと結ばずゆるゆるに。
頭皮マッサージも効果的なので、イライラしているなと感じたときは、指先でもみほぐしてみるのもおすすめ。
●人づき合いは無理しない。都合のいいつながりだけを生かせばいい
会ったり、つき合うことが「がんばること」になるような友人関係は、無理して続ける必要はなし。SNS上だけなど都合のいい、ゆる~いつき合いで十分。
「つき合わなきゃ」と気負わない、楽しい人とだけ過ごすようにしてみて。
<取材・編集/ESSE編集部 イラスト/オカヤイヅミ>