心をこめて体を動かすことで、驚くほど健康に、美しく変わっていく! と話題の「きくち体操」。考案者である菊池和子さんは、現在、なんと85歳!
いまなお現役できくち体操の指導を続ける、菊池さんに「基本のきくち体操」を教えてもらいました。

きくち先生
驚異の85歳!きくち体操とは?
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これが基本のきくち体操。美しい体に変わっていきます

●きくち体操のルール

「体力の続く限り何回もやる」「全力スピードで体を動かす」など、体を動かす際についやりがちな行動。きくち体操ではNGです! 下記のルールを守って行いましょう。

ルール1.まずは1回を丁寧に。回数にこだわらない

「多くの回数をこなしても、体に意識が向いていなければ意味がありません。まずは1回でも“筋肉を使えているかな?”と、自分の体と対話をしながら動かしましょう。昨日の体との違いを感じながら行ってみて」

きくち先生
ルール2.ゆっくりと体を動かす

体の声に耳を傾けながら、ゆっくりと丁寧に体を動かして、筋肉を育てることが大切です。
「音楽を聴いたり、テレビを観ながらなど、“ながら”で行うと雑音に意識が向いてしまいます。動かす部位を目でしっかり確認しながら、体に意識を集中させましょう」

ルール3.無理は禁物!がんばらなくていい

「きくち体操の本にのっている、見本のモデルさんのように動けなくても大丈夫。それが今のあなたの体です。無理をしたり、がんばったりせず、弱っているところをよくしようと、気持ちをこめて体を動かしましょう」

●きくち体操の要!まずは「足首回し」をマスター

まずは、地面をしっかり踏みしめて歩くために大切な足や、姿勢を支える腹筋を育てることが大切。
「手指と足指をギュッと組んで、足首を回せばひざや股関節、腰など全身の筋肉が動き、むくみや腰痛がラクになりますよ!」

1.足指の間に手指を入れて組む
足指の間に手指を入れて組む

左脚の太ももの上に右の足首をのせる。のせた足指の間に、左手の指をつけ根までグッと入れて、しっかりと組む。

2.手指と足指でギュッと握り合う
すべての指に力を入れる

手指と足指で握手をするように、手のひらを足裏と密着させながら、力を入れて握り合う。

3.握り合ったまま、指の力を抜き、足首の力で大きく回す
足首の力で大きく回す

手足を握り合ったまま、手の指の力を抜き、手の力ではなく足首の力で1回に5秒ほどかけてゆっくり回す。足首がなめらかに回り、足指の感覚がはっきりするまで回したら、反対の脚も同様に行う。

ほかにも、

ESSE1月号

では毎日少しずつ行うだけで、美しい体に変わっていく「きくち体操」の1週間スケジュールを紹介しています。こちらもぜひチェックを!