家族が多くても、安い材料を使っていても、バラエティ豊かでボリュームのある食卓はつくれます!
それを実践しているのが、インスタで食費節約ワザを発信しているあみんさん。5人家族で外食込みの月の食費が3万円以下! その買い物の仕方からお買い得品を徹底的に使いまわすコツまで、たっぷり紹介します。
安く買った食材を使いきってボリューム献立を実現
すべての画像を見る(全10枚)二男を出産した直後から、本格的に食費節約に取り組み始めたというあみんさん。
「それまでは家族4人で食費が8万円超えの月も…。なんとなく買って、使いきれずに捨ててしまう食材が多かったのが原因でした」
とはいえ、家族みんな食事の時間がなによりの楽しみのため、ボリュームは絶対に減らせないのが大前提。そこで、「安く買って全部使いきる」を徹底することに。
まず、買い物方法を見直して、お肉は思いきって半額品のみ、野菜は旬の特売品を中心に、種類を多めに購入。食材の使いきりも意識して、おかずの品数を維持しつつ、ボリュームたっぷりの献立に変えていったそう。
「半年後には、食費も週5000円までダウン。外食も含めて月の食費は2万8000円に! なにより家族が喜んでくれるのがうれしいですね」
●あみんさんの食費節約の流れ
<予算>週5000円でやりくり5000円×4週分の2万円で、肉や野菜などのその週使いきる食材を購入。残りの8000円は米代(30kg5000円前後)と外食(月1~2回3000円前後)に回します。
<買い物>週末に2つのスーパーで1週間分をまとめ買い買い物に行くのは、前週に買った食材をすべて使いきり、冷蔵庫がからっぽになってから。特売や値引きのタイミングに合わせて、肉を買う店(予算1500円)と、それ以外を買う店(予算3500円)の2店舗を使い分けています。
<献立決め&下ごしらえ>メニューを決め、肉はその日のうちに下ごしらえ買い物した当日、半額で購入した肉をメインに1週間分の献立をメモし、使う食材をふり分け。肉はすべて下処理後に下味をつけておき、火をとおす直前の状態で冷凍保存。
家族5人で食費週5000円!を実現する1週間分の食材の使い方
食材は、週末に2つのスーパーで購入するというあみんさん。
買ってきた食材をほんの少しもムダにせずに使いきる、そのワザとは?
●野菜:肉と組み合わせておかずをボリュームアップ!
その日の特売品から旬のものを10種類を目安にセレクト。
「肉料理には必ず野菜を加えるのがルール。ボリュームが出て栄養バランスも整います。モヤシ、キャベツ、小松菜は、おかずのかさ増しになるのでよく買います」
散歩ついでに農家などにある直売の採れたて野菜を格安で購入。また、庭で数種類の野菜を育て始めてからは、食卓がさらに豊かに!
<家庭菜園の野菜は、ソースや漬物にして保存>たくさん採れた野菜は、簡単な漬物やソースにして冷凍。夏に大豊作だったキュウリは漬物にして夫の晩酌のつまみに、トマトはソースにしてパスタなどに。
●肉:下味冷凍でムダと手間をカット!
半額セールを狙って店へ行き、10パック(約3kg分)を目安に肉を購入。
「豚4:鶏4:牛2の割合で買って、帰宅後すぐに下味をつけて冷凍。下味の種類をシールに書いて貼り、クリップで保存袋につけておけば中身も一目瞭然」
タテ収納で取り出しやすく!
<こんな下味をつけて冷凍>
・豚バラ切り落とし肉:豚丼用タマネギの薄切り、しょうゆ、酒、砂糖、白だし、ショウガ
・牛切り落とし肉:牛焼き肉用しょうゆ、酒、砂糖、ニンニク、ゴマ油
・豚トンカツ用肉:トンテキ用オイスターソース、しょうゆ、みりん、砂糖、ショウガ、ニンニク
・鶏モモ肉:塩から揚げ用塩、しょうゆ、酒、ゴマ油、ショウガ、ニンニク
・豚ロースショウガ焼き用肉:豚のショウガ焼き用しょうゆ、酒、みりん、ショウガ
●半端食材:食材が余ったら“副菜もう1品”で使いきり
食材が少しだけ余ったら、冷蔵庫のすみにつくった「半端食材コーナー」へ。野菜はもちろん、毎週レギュラーで購入するちくわやカニかまも、1~2本余ったらこのコーナーへ移動。副菜や汁物の具にして使いきります。
半端食材コーナーで使い忘れを防止!
<余ったちくわ2本で!チリちくわ>輪切りにしたちくわとタマネギのみじん切りをゴマ油で炒め、ケチャップと豆板醤で味つけ。クセになるピリ辛味で、ご飯もすすむ!
買い物の仕方と食材の使い方を見直したら、半年後には食費が週5000円までダウン。あみんさんのケースを参考に、まずは買い物習慣から見直してみるのもおすすめです。