「子育てや仕事に追われ、掃除や片付けをあと回しにして、気づけば大変なことに…」という人も多いのでは? 整理収納アドバイザー1級で住宅収納スペシャリストの資格をもち、夫と子ども2人と暮らす武井優音さん(40代)もそのひとり。しかし、ここ10年間で「当たり前だと思っていた家事習慣をやめたことで、家事の負担がぐっと軽くなった」と武井さんは語ります。詳しく話を伺いました。
※ ESSEonline10周年の記念特集「私と10年」。ESSEonlineライターが「この10年でやめてよかったこと」をテーマに書き下ろします。
すべての画像を見る(全9枚)1:掃除を1日で全部やろうとするのをやめた
1つ目は、掃除を「まとめてやる」のではなく、「小分けにする」方法。これにより、疲れすぎずに家全体を掃除できるようになりました。
家の中を12か所に分けて、2〜3日に1か所ずつ掃除します。場所は玄関、バスルームと洗面所、ワーキングスペース、キッチン、リビング、室内の収納、クローゼット、寝室、ガレージなど外周り、廊下、窓ガラスや鏡、トイレです。1か月でだいたい1周できます。
それまでは「やらなきゃ」と思いながらもあと回しにしてしまい、年末にまとめて掃除をつめ込んで一気にやって「疲れた…」となっていました。さらに、つい気になるところをあちこち掃除して、一日の予定が狂ってしまうことも…。
でも、この方法にしてからは、掃除のスケジュールがゆるく決まっているので、思いつきであちこち手をつけたり、同じ場所ばかり掃除してしまったりすることもなくなりました。
掃除をする場所がしぼられているからこそ、取りかかりやすくなったと感じています。
●急な来客にあわてることも減った
在宅ワークなのもあり、ふと周りを見ればあちこち「掃除した方がいいだろうな〜」と思う場所はあるのですが、「今日はここだけ」と決めていることで、時間の区切りをつけるのがうまくなった気がします。
結果、疲れにくくなり「また明日もやろう」と思えるように。
また、年1回よりも、毎月ちょっとでもやっていた方が明らかに汚れがたまっていなくて掃除がラク! それに気づいたら、気持ちのハードルがぐっと下がりました。
2年ほど続けていますが、家のどこかがずっと手つかず、ホコリまみれという状態がなくなり、急な来客にあわてることも減りました。
大きな窓やガラス扉、お風呂の天井のアルコール拭き、排水溝掃除など、ついあと回しにしがちな場所にもこまめに手を入れられるように。
そして、「掃除しなきゃ…」というストレスが減ったのが、なにより大きな変化です。
2:料理に合わせて器を選ぶのをやめた
2つ目は、「料理に合わせて器を選ぶこと」です。
以前は器が好きで、料理に合わせて食器を選んだり、盛りつけを楽しんだりしていました。でも、やるべきことや、やりたいことに追われるなかで、食後はとにかく早く片付けて、自分の時間を確保したいと思うように。
そこで思いきって、普段使いの食器を見直しました。
朝食で使う食器を固定し、1つの引き出しにまとめて収納。
すると、子どもたちも迷わなくなり、自分で出し入れし、準備も片付けもスムーズに進むようになりました。
さらに、使う食器が決まっていることで、食洗機に入れる配置も自然と定まり、片付けにかかる時間がどんどん短縮するように。
今では、朝食後の片付けは10分ほどで終わります。繰り返すから迷わないのです。「すぐ終わる」とわかってからは、片付けをあと回しにしてため込むこともなくなりました。





