メリットを夫婦で共有すると、次の協力が得やすくなる

不要になったベッドを解体
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また、片付けやものの見直しは、どちらか一方だけががんばっている状態だと続きません。だからこそ私は、小さな変化でも夫婦で「メリットを共有すること」が大事だと思っています。

忘れられないのが、本格的に家のなかを片付けはじめて1年ほど経ったときに夫がつぶやいた「そういえば、最近は探しものをしなくなったな」という言葉です。それを聞いてとてもうれしかったので、私もできるだけ、「ベッドが1台なくなっただけで、寝室の掃除がずいぶんラクになったよ」「使わなくなった押入れラックを思いきって捨てたら、本当に収納したいものだけ入れておけるようになったわ」などと、夫が不用品を家の外へ運んでくれたからこそ生まれたメリットを、言葉にするようにしました。

やってよかったという気持ちを共有できるようになってからは、次に片付ける際にも協力してもらいやすくなりました。ただし先ほど紹介したように、夫と私とでは暮らしやすさに関する考え方で違う部分もあるため、自分の意見だけをとおそうとしないよう気をつけています。

夫婦で話し合い、ものを減らしながら、築27年のこの小さな家で過ごしてきました。家を整えることは、これからの暮らしがラクになり、選択肢を広げる「未来への投資」だと感じています。わが家のように意見が合いにくいときもあるかもしれませんが、皆さんも身軽な老後のために、家族と一緒に考える時間をぜひつくってみてほしいです。