4:無理に社交的にならない

観光地に集まっている人々
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私はもともとひとりの時間が好きで、大勢の集まりでは気疲れしてしまうタイプです。ましてや言葉が完全には通じない海外では、余計に気づかいがかさむこともありました。

最初は「海外にいるのだから社交的でいなくちゃ」「社交こそが海外にいるよさなんだから」と自分を奮い立たせた時期もありましたが、無理してがんばる自分は、自分ではないような気がしていました。

今は、心地よい時間ひとりを最優先にしています。たとえだれとも話さなくても、「ああ、今日もいい日だったな」と感じられる自分の時間。

つながることも大事ですが、離れて過ごす時間も同じくらい大切なのだと気づきました。

5:不安を「なくす」より「うまくつき合って」暮らす

海外の街の街路樹

海外生活には、お金や健康の不安がつきものです。でも私は、不安をゼロにするのではなく、うまくつき合う方法を考えるようになりました。

おそらく、どの国で暮らしていても、日本であっても、完璧な安心が手に入るものではありません。だからこそ、「不安と一緒に生きていく」という構え方を受け入れることで、生活の基準が変わっていきました。それはけっして悲観でもなく、むしろ自分を大切にする視点のようにも感じています。

年齢を重ね、日本で多様なパターンの基準を経験してきたからこそ、今もう一度、自分の暮らしを選び直すことができています。

過去の自分と比べるのではなく、今の自分、これからの自分の心地よさを選んでいく。
それが、私の新しい「生活基準」です。