まもなく受験シーズン。子どもの進路や将来について頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか? 子どもの希望した進学先などに「本当にそれでいいの?」と不安に思うこともありますよね。ですが、多数の教育機関と連携しながら子どもの未来のサポートと研究を行っている「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」によると、子どもの進路は本人の意思を尊重するのがいちばんなのだそう。詳しく教えてもらいました。
※ この記事は『自立した子どもになるための やらない子育て』(扶桑社刊)より一部を抜粋し、再編集しています。
すべての画像を見る(全2枚)自分で決めるからこそ、選択に責任が持てる
「制服がかわいいからこの中学校にする!」「学園祭が楽しかったから、この高校がいい」。親からしたら「そんな理由で(!)」という内容で、子どもが志望校を決めることがあります。
つい、校風や進学率、就職率、偏差値などを吟味して決めてほしいと口出ししたくなりますが、子ども本人の意思を大事にするのがベストです。
親の意見が入れば、「親のせいで行けなかった」という悔いがこの先ずっと残ります。また、進学した先で困難に直面したときも、「親が決めたからこんなトラブルが」と責任転嫁しがちに。
うまくいかないことが起こるたびに、「自分で決めなかった」という後悔と結びつけてしまう可能性があるのです。
一方で、自分で決めた道には、自らが責任を負う覚悟が生まれます。自分で選択したからこそ、困難を乗り越える力と強さがわいてくるのです。
