冬は厚手のニットやアウターで、どうしても着ぶくれが気になる時期。そんなときに頼れるのが、薄くて暖かいインナーダウンです。今回は、ESSEフレンズエディターでファッションアドバイザーの勅使河原祐子さん(40代)が、この無印良品のインナーダウンを使って、着ぶくれしない「すっきり重ね着ルール」を3つご紹介します。

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ダウンが着ぶくれしない「すっきり重ね着ルール」
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​すっきり重ね着できる無印良品のインナーダウン

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着ぶくれ防止にあえてメンズをチョイス

今回使ったのは、無印良品「紳士 軽量ダウンポケッタブルノーカラージャケット」(6990円)です。色は、ダークグレー。サイズ展開は、S~XL。私は156cmで、サイズはMを選びました。なぜこのインナーダウンを選んだのか、理由は4つあります。

・理由1:マット素材で高見え

テカりのないマットな素材感が、カジュアルになりすぎず上品な印象を与えてくれます。

・理由2:ステッチがないから膨らまない

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ステッチがないのですっきりしたシルエットをキープ

縫い目がないデザインで、一般的なダウンよりも着たときにすっきりとしたシルエットになります。

理由3:Vネックのノーカラーですっきり

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襟がないVネックのデザイン

襟がないVネックのデザインで首元に抜け感が出て、重ね着をしても着ぶくれしにくいです。ちなみに同じ無印良品でもレディースのインナーダウンはクルーネックだったため、今回はメンズを選ぶことに。

・理由4:コンパクトに収納可能

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ポケットの中に入れ込んで収納します

小さくまとめて収納できるので、持ち運びしやすいのもうれしいところです。ちなみにポケットが収納袋を兼ねているので、袋を紛失する心配がないのもありがたいポイント。

このインナーダウンを使った、スッキリ見せる重ね着を実際に試してみました。

ルール1:「異素材のロング丈」を重ねて縦ラインを強調

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重ね着でも着やせ効果を狙える組み合わせ

ダークグレーのインナーダウンの上に、黒のウールロングコートを重ねてみました。ロング丈で縦長に見せることで、着やせ効果があります。さらに、ダウンとアウターの色を「ダークグレー×黒」という暗い色の同系色で統一するのもポイント。

色がまとまることで縦のラインが強調され、よりすっきりとした印象に。ウールコートとダウンという質感の違う異素材を重ねることで、メリハリも生まれます。

ルール2:「モノトーン+1色」で色を絞り、上品にまとめる

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ブルーの差し色が大人っぽいアクセントに

インナーダウンとボトムスをグレーで統一し、インナーに鮮やかな青のタートルニットを差し色として取り入れてみました。

ダウンとパンツをグレーの濃淡で合わせて、すっきりとした縦のラインを強調する効果も。鮮やかな青のニットがダウンのVネックから見えることでアイキャッチになり、ダウンのカジュアルな印象が抑えられて、全体的に落ち着いた大人のコーディネートに仕上がりました。