家づくりやリフォームで、キッチンコンロをガスコンロにするかIHにするか、迷っている人も少なくないのではないでしょうか? 双子育児に奮闘中のESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんは、2年前に家を建てた際、IHを採用したことで「暮らしがラクになった」そう。今回、谷ノ内さんが実際に使ってみて感じた、IHキッチンのメリットについて語ります。

IHコンロ
ガスコンロをやめて暮らしが快適に
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新居のキッチンをIHにした理由

結婚前は賃貸アパートでガスコンロを使っていた筆者は、地味に掃除の手間がかかるガスコンロにストレスを感じていました。

とくに苦手だったのが五徳の掃除。からみついたがんこな油汚れやホコリを取るために、はずして洗い、乾かすという工程が負担で、つい掃除をあと回しにしてしまうことも。気づけばコンロ周りが汚れていることが多く、汚れたコンロを見るたびに「キレイにしなきゃ」と気持ちが追い詰められ、掃除がどんどん苦行に…。

そこで、新居はオール電化にして、IHキッチンを導入することに決意しました。実際に使ってみて、やっぱりIHにしてよかった、と実感しています。ここでは、筆者が感じたIHキッチンのメリットを紹介します。

メリット1:汚れが落としやすく、掃除がラク

最初に実感したのは、「掃除のラクさ」です。

IHに変えてからは、コンロ面はサッとふくだけで汚れが取れます。フライパンや鍋の底についた汚れも一緒にふき取れるので、調理後の掃除が驚くほどラクになりました。

双子の育児が始まってからは、時間や体力に余裕がないなかで、「そもそも汚れにくい状態が自然と保てる」ことが大事だと感じています。

・掃除時間が短縮された
・汚れがひどくなる前に処理できる
・「キレイを維持しやすい」という安心感が生まれた

この3点は、忙しい毎日を乗りきるうえで想像以上に大きなメリットです。キッチンに対して「また掃除しなきゃ」と気負うことが減り、精神的にもラクになりました。

メリット2:火を使わないから安心度が高い

IHは火を使わないので、小さな子どもがいる家庭にとっては安心度が高い設備です。

わが家の双子はまだ赤ちゃんですが、いずれ歩き始めてキッチンに興味を持つ時期を思うと、加熱中の見守りの負担が少なく感じられます。

また、天面がフラットで作業スペースとしても扱いやすいため、子どもが大きくなって料理を手伝うときにも、安全に配慮しながら調理しやすい点が便利です。火を使わない分、調理中の不注意による事故リスクが抑えられるのも日常使いではうれしいポイント。

これから子どもが成長し、キッチンで過ごす時間は増えていくことを考えると、この安心感と利便性は価値があると感じています。

※ IHは火は出ませんが、機種によって天面が高温になる場合や、鍋・調理器具自体は熱くなるため、使用時の注意は必要です。