あらゆる家事の中で、掃除はほぼ毎日やらなければならないおっくうな家事。「あまり好きではないからこそ、すぐ取りかかれるような収納場所を考えました」と話すのは、ESSEonlineライターの佐藤望美さん。掃除道具の収納の工夫を詳しく教えていただきました。

ホコリが気になったらサッと手に取れる位置に収納
ホコリが気になったらサッと手に取れる位置に収納
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リビングにクローゼットはつくらなかった

間取り図

筆者は家族4人暮らし。小学生の子どもが2人います。約2年前に延床面積は86.94平米(約26坪)の注文住宅を建てました。

基本的に、わが家には隠れた収納スペースがありません。なにもかもオープンで出し入れしやすくしたかったからです。扉があると出すのもしまうのもおっくうに。だから戸建てやマンションでよく見かける、一般的な両開き戸のクローゼットは、リビングをはじめどの部屋にも設けませんでした。

掃除道具もしかり。クローゼットにしまい込まず、見える位置につるして収納しようと計画段階から決めていました。

壁につけられる家具を使い、家の中心に設置

リビング

掃除道具はほぼ毎日使うもの。だからこそ、いちばん手の届きやすい位置に収納したかったのです。選んだのは、リビングにある階段下スペースの壁。ここに、無印良品の「壁に付けられる家具3連ハンガー」を2つ設置しました。

「壁に付けられる家具3連ハンガー」(3490円)
「壁に付けられる家具3連ハンガー」(3490円)

引っかけているのは、ホウキ、チリトリ、ハンディモップ、カーペットクリーナー、スティック掃除機です。

この家具は、使っていないハンガーを閉じることができるため省スペース。家具自体もスリムなので、狭い階段下にぴったりです。