家のドアはすべて「引き戸」に

水回りの様子
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ドアも開き戸ではなく、引き戸にすることは譲れない条件でした。以前、ある著名人の家を取材した際に「車椅子を利用中の親の介護をしていたとき開き戸に苦労した」という話が頭に残っていたからです。

わが家は、浴室もトイレも引き戸に。ほかの部屋にはあまりドアをつけなかったのですが、設置した場所はすべて引き戸です。ちなみに、洗面所の入り口にはドアは設けませんでした。

狭いトイレで車椅子が通れる幅とスペースを確保するのは大変。中まで車椅子で入って方向転換するのは厳しくても、車椅子に乗る人または介助者がドアを開けやすいだけというだけで、随分違うはずだと思っています。

トイレと洗面所が隣り合うメリット

トイレ周りの様子

それに、トイレと洗面所が隣り合っていることで、トイレの手洗い場をわざわざつくらなくてもすみます。トイレをタンクレスにすることもあらかじめ決めていたので、なおさら洗面所はすぐ隣に設置する必要がありました。

敷地がそれほど大きくない家だからこそ、無駄なく効率的な間取りを考えるのは大変でした。でも、私たち家族の希望をうまく反映してくれた建築士さんには感謝です。

暮らしのイメージをしっかり持っておくこと、間取りそのものでなくとも「こうしたい」という希望を伝えることが、大事だなと再認識しています。

これからリノベや注文住宅の計画がある人は、ぜひ参考にしてみてください。