夏本番、冷蔵庫が活躍する時季になりました。ただ、電気代が増えたり、つい食べものを傷ませたりすることも…。そんなお困りごとを東芝ライフスタイルの冷蔵庫商品企画担当・中野さんが解決。おすすめの節電対策や冷蔵庫内を効率よく冷やす方法などを教えてもらいました。

冷蔵室と野菜室を開いた冷蔵庫のイラスト
ロスゼロ冷蔵庫のつくり方をご紹介!

1:冷蔵室の食品を効率よく冷やすには?

「奥につめすぎない」「真ん中をあける」のが有効です。

冷蔵室の冷気は、奥から手前に向かって流れるため、奥にものをつめ込みすぎず、真ん中をあけると、効率よく冷えます。

「とくに、食材をポリ袋などに入れたまま奥につめると、冷気の流れを遮断してしまうので注意。また、気温が高い夏は、庫内を整理し開閉時間を減らすことも重要です」(中野さん、以下同)

2:小麦粉などの粉類も、冷蔵庫に入れるべき?

入れた方が長もちしますが、湿度には要注意!

小麦粉やお好み焼き粉、ホットケーキミックスなどの粉類は、冷蔵庫に入れた方が傷みにくく長もち。

「ただし、冷蔵室の湿度が高い場合があるので、口をしっかり閉めましょう。紙袋の場合は密閉できる容器に移してから保存を」

3:夏のつくりおきは、傷みが心配…

傷みやすいものは下段に置くのがおすすめ

冷蔵室の温度は下段の方が低く、上段の方が高い設計になっているものが多いそう。

「夏場はとくに、つくりおきおかずは下段に置くのがおすすめ。さらに温度が低いチルド室での保存も有効です」

4:タマネギは野菜室保存がいい?

環境の差はありますが、入れた方が安心です

夏でも涼しい地域や、温度管理がしっかりされた室内であれば常温保存でもOKですが、一般的には野菜室での保存がベター。

「野菜室なら温度だけでなく湿度も安定しているため、傷みにくいと言えます」