処分して困らなかったもの3位:大量の雑貨、小物類
すべての画像を見る(全6枚)季節の花やステキな雑貨が飾られた玄関は心が和みます。けれど、ズボラで時間に追われている私には難易度が高かったようです。忙しいと花は枯れたまま、たくさんの雑貨はホコリをかぶり、不潔に見えてストレスがたまりました。
玄関ドアにマグネットで掃除グッズや細かいものをはりつけ、便利だと満足していましたが、それもゴチャついて見える原因にもなってしまいました。
そこで、玄関扉に置かなくてもいいような虫よけスプレーやサングラス、香水はゲタ箱の棚に収納。掃除用具は玄関の隙間を利用して見えないように配置したら、ゴチャつきは解消しました。
玄関はものが多いと掃除が大変です。狭い玄関を快適でステキにしたいなら、たし算よりも「引き算」が有効だと気がつきました。置きっぱなし、飾りっぱなしはホコリをため込む原因となり、カビが発生しやすい団地の玄関とは相性が最悪なことがわかりました。
少なめに飾り、空間に余白をつくった方がかえって洗練された雰囲気になり、掃除もラクになることを実感。現在はゲタ箱の上は3~4点ほど、玄関扉にはミントやアイビーを少し飾る程度にしています。
処分して困らなかったもの2位:来客用スリッパ
来客が多くないわが家ですが、年に1~2度人が多く集まる日があったりするのでスリッパは6セットそろえていました。
お客さんに出しても、最初だけ履いて途中で使わなくなり放置されることがしばしばあるスリッパ。かさばるし、メンテナンスも必要。そこで、使わないスリッパは玄関から処分して、使い捨てスリッパを利用することにしました。置き場所も玄関から日用品のストック置き場に変更しました。
使い捨てだと清潔ですし、洗ったり、除菌したりするなどのメンテナンスは不要なうえに、スリッパが不要な人は最初から手に取らないのでムダになることもありません。今の時代だからこそ、使い捨てスリッパをお客様に出してもそれほど失礼ではないような気がします。
処分して困らなかったもの1位:玄関マット
長年、玄関マットを利用していました。ズレたマットを直したり、掃除をするときにはジャマになり、洗濯も面倒と感じつつも当たり前のように置いていました。
ただ、湿度が高い団地暮らしではちゃんと掃除しないとカビを助長してしまうことも。
そこで、思いきって処分したら、クイックルワイパーでサッとお掃除ができ、面倒なことからも解放されました。大人のひとり暮らしは玄関マットをしかなくなってもチリやホコリが増えて困ることはなかったです。
狭い玄関だからこそ、引き算インテリア
玄関はあると便利だったり、とりあえずのものの置き場として使い勝手がいい場所です。だからこそ、ものが増えがちに。あれもこれも置くとかえって暮らしにくくなってしまいます。
試行錯誤の結果、団地の狭い玄関を快適に品よく見せるポイントは「必要最低限のものしか置かない」ことだと気づきました。玄関フロア、たたきやゲタ箱の上などの平面を多く見せるとスッキリ感がアップするのでオススメです。
ご自分の生活に合わせて、玄関のものは最小限に、引き算インテリアを心がけると外出時も帰宅時もスッキリした気分になれるのではないかと思います。
『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)では、きんのさんの暮らしのアイデアをたっぷり紹介しています。
老後の不安やおひとりさまの不安を解消するためのお金の備え方や、介護士だからこそ分かった高齢の親との付き合い方なども収録。暮らしを豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。
