思わず「買い物の目的」を見失ってしまうケースも

原田さんハンカチ
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「所有欲」と「おトク感を優先してしまう心理」の両方が働き、目的の買い物をしないまま帰りそうになった経験もありました。

私は以前、とある試験を受けた帰りに「がんばった自分へのご褒美を1つ買おう」と、好きなお店へ寄りました。目的は、前々から欲しかったタオルハンカチだったのに、なぜか店頭に並べてあったかわいいカゴバッグが欲しくなってしまいました。でも、そのバッグを肩にかけて大きな鏡の前に立ったとき、ふと我に返り「これを買いに来たのではなかった…!」と思い出しました。

なぜ私が、目的のタオルハンカチではないものを買いそうになったかは以下のとおり。

・店頭でほかのお客さんもそのカゴバッグを手に取り、熱心に見ていたから(所有欲)

・新作なのに20%OFFになっていたため、目的のハンカチを買うよりおトクで満足感が大きいと思ってしまったから(おトク感を優先してしまう心理)

そのときは無事にタオルハンカチを買って帰ることができたものの、こうして振り返ってみると、ものが増える原因には、心理的な要因が大きく関わっているとわかります。

私にも言えることですが、いったん手に入れたものを手放すのは難しい場合もあるので、ものを増やさないよう気をつけながらスッキリした空間を保つことも、ぜひ意識していきたいものです。

50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき

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