3:テレビも手放さない。家族の楽しい時間はなにより大切だから
すべての画像を見る(全4枚)ミニマリストというと「テレビをもたない」「メディア断ち」といったストイックなイメージをもたれがちです。
実際、私自身はあまりテレビを観ません。ニュースや情報はスマホやネットで十分ですし、静かな時間のほうが落ち着くタイプです。だから、正直なところ「テレビを手放したいな」と思ったことも何度かありました。
でも、わが家にはテレビがあります。それは、夫と息子が大のテレビ好きだから。とくに休日は、家族で映画やバラエティ番組などを観るのが恒例になっていて、そんな時間を楽しみにしている二人の姿を見ると、「手放す」という選択肢は自然となくなりました。
自分が見ないからといって、家族から楽しみを奪ってしまうのは本末転倒。
テレビがあることで生まれる家族の笑い、団らんの時間。それは今しか味わえないかけがえのないもの。手放すことだけが正解ではなく、「残すことで得られる幸せ」に目を向けるのも、ミニマリストらしい選択のひとつだと思っています。
ものを手放すことが目的ではなく、なにを持ち、なにを残すかを自分たちの価値観で選び取ることが重要だと考えています。私たちにとって、クルマやテレビは単なる物以上に「楽しみ」や「家族の時間」を生むものとして、残すべきものだと感じています。
4:家は買わない。暮らしに自由を残すための選択です
わが家は賃貸暮らしを選んでいます。家を買わないという選択にはいくつか理由があります。
住宅ローンを何十年も組むことには、大きな責任やリスクが伴うと言われています。例えば、収入の変化やローン金利が上昇した場合、負担が増える可能性は否定できません。
また、家の資産価値は地域や条件によって大きく変動することもあり、一概に資産として扱えるかは慎重に検討する必要があると感じました。
地震や水害などの自然災害リスクも考えると、ライフステージの変化に合わせて柔軟に対応できる賃貸暮らしを選ぶ方が、私たちには合っていると感じました。
高齢になると賃貸が借りにくくなるという不安もありますが、夫婦で話し合いを重ね、現時点では賃貸を選ぶことで暮らしの自由度を残したいと思っています。