日本から気軽に行ける海外旅行先で大人気の台湾。でも、じつは日本とは異なる美容習慣がたくさんあることをご存じでしょうか? 今回は、台北出身で、台湾発の漢方ブランド「DAYLILY(デイリリー)」を立ち上げたEriさんが、台湾で暮らす方々の美容についてご紹介します。
すべての画像を見る(全3枚)台湾の女性は「すっぴん」率高め?
とても個人差があるお話ですが、台湾女性のフルメイク率はかなり低めだと感じます。
もちろん化粧品売り場や華やかな場所に行くと、ばっちりメイクをした人に出会えますが、一般的にメイクといえば日焼け止めを塗って、眉を描いてリップを塗って完成といったナチュラルメイクが主流です。
1年をとおして暑いという土地柄もあるかもしれませんが、私も無理にはメイクしない派。
肌が疲れていたり、顔色が冴えないときも、メイクでカバーしようとせず「冷たいものを食べすぎたかな」「体温が高いのかな」などと生活を振り返って体調を整えることに注力します。私の場合、冷えを改善したり、生理の波を整えたりすると肌の調子が格段によくなるんです。
台湾はフェイスマスク天国!
台湾のドラッグストアに行くと、ものすごい種類のフェイスマスクが売られています。さまざまな漢方素材を使ったものが並ぶなかに、牛肉麵など謎のコンセプトの商品まであって、台湾のお土産としても人気があるみたい。
私はもちろんのこと、台湾の女性はみんなフェイスマスクが大好き。友人や知人もメイクよりスキンケアを重視する人が多いように感じます。
そんなことから「台湾発のフェイスマスク」をたくさんの人に知ってほしくて、DAYLILYでも商品化しました。透きとおるように繊細なシルクに、高麗人参やクコの実のエキスをひたひたにしみ込ませたフェイスマスクは、台湾美人のようなピカピカお肌に近づけてくれるはず。肌が疲れているなと感じたら、フェイスマスクのお手入れが欠かせません。
台湾人は「お風呂」の代わりに「足湯」する?
台湾はワンルームマンションやアパートに湯船がないことが多く、シャワーだけという住宅事情を抱えています。
そこでお風呂代わりに楽しんでいるのが「足湯」です。以前温泉や足マッサージの前などにすることが多かったのですが、いまは自宅で手軽にできる足湯セットまで登場しています。
お湯には漢方素材が入った「足湯パック」を入れるのですが、これがまた種類豊富。むくみとりや冷え取り、ストレス解消など用途別にそろっているので、日本の入浴剤感覚で選びます。身体が温まってリラックス効果もある足湯は、手軽にできる健康法のひとつです。