本当に必要?ムダ買いをしないテクニック

無駄にものを増やさずスッキリした空間になっている香村さん宅の洗面所
無駄にものを増やさずスッキリした空間になっている香村さん宅の洗面所
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コンロと換気扇をなくすという大胆なリフォームによって、掃除の手間が格段に減り、まさに「身軽な暮らし」につながった、という香村さん。

ものを減らすだけでなく、そもそも家のなかにものを増やさないことも、身軽に暮らすためには欠かせないことですが、香村さんも買い物の際に気をつけていることがあるそう。

「私自身もそうなのですが、なにかを買おうか迷ったとき、まわりの雰囲気に流されて『今買っておかないと損かも』と思ってしまうことってありますよね。そんなとき、自分の家族や友人に『なぜ私はこれを買いたいと思っているのか』をきちんと説明できるかどうか、これが非常に大切だと考えています」

だれかにその魅力を語れないものは、買ったあとも結局「今日は使う日じゃない」と放置されがち。

「買ったものがキッチンカウンターなどに置かれると散らかって見えますし、どこに収納すればいいのかもわからなくなってしまいます。なので私は『なんのために買うのか』を自分自身に説明する、というステップを必ず踏んでから、レジに並ぶようにしています」

●ときめきで買ってしまいがちな「化粧品」の買い方

そんな香村さんが、最近自分にプレゼントしたのは「美容液」だそう。

「3種類ほど試して、そのうちの1つはビフォーアフターの写真を撮って効果を実感できたので、購入を決めました。化粧品などはとくにときめきで買ってしまいがちですが、一度立ち止まって考えることが大切です」

とはいえ、たとえば、一緒にいた友人などが「これ欲しかったんだよね」と言うと、つい自分も欲しくなってしまうこともある、という香村さん。

「そういうときはいったん持ち帰り、明日わざわざもう一度お店に行ってまでほしいか考えるようにしています。そうすると、意外と『まあ、いいか』と思えることも多いですよ」

皆さんも、まずは身の回りの小さなことから「自分にとって本当に必要なものはなにか」を問い直してみてはいかがでしょうか。それが、心豊かな「身軽な暮らし」への第一歩になるかもしれません。

※ この記事は2025年4月にvoicyチャンネル「明日のわたし研究所 by ESSE」で放送した内容を再編集して記事化しています

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