リビングには、介護ベッドが並べられるスペースを確保

リビングの間取り
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生活空間を1階にまとめるということは、寝る場所も1階に必要です。めいさんは、夫婦2人が万が一要介護になったらベッドも搬入できるように、リビングにスペースを確保。

「今は小さなローテーブルだけ置いていて、いつそのときが来てもいいように今から小さく暮らしています」

さらに、ダイニングテーブルの向かいにある造作棚は介護生活時のクローゼットにするつもりなのだそう。造りつけにしたのも、地震などによる家具転倒の不安をなくすため。

造作棚

「今は食器や本、ウォーターサーバーを置いていますが、その気になればいつでも減らせる&移動させられるものたちです。もちものが少ないと、将来への不安も小さくなることを実感しています」

介護を想定して進めた、めいさんの家づくり。もし間取りは変えられない、賃貸に住んでいるという場合でも、介護ベッドの置き場所や動線をさらにコンパクトにする収納計画を考えることはだれでも可能です。

めいさんの考え方、ぜひ参考にしてみてください。