自宅の処分や新居の費用など、大きなお金が動くのが住み替え。予想外の事態を避けるためにも入念な準備が欠かせません。2年前に住み替えを経験したファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんが、住み替えに適した時期や引っ越し場所の選び方など、役立つアドバイスを伝授します。
すべての画像を見る(全2枚)1:住み替えに向けて、今から不用品の処分を
長年住んだ家には、想像以上にものが蓄積しているはず。
「いずれ住み替えるなら、今から不要品の処分を。身軽に動けて、処分費用や引っ越し代も軽減できます」(井戸さん、以下同)
2:住み替えの時期は、環境の変化に対応しやすい60代までがベター
転居は、新しい環境に適応できる体力、気力がある60代までに。
「70代になると移動が億劫(おっくう)になったり、周囲との人づき合いなど、柔軟に対応するのが難しくなってきます」
3:老後の住まいは景色より平地を優先して
老後はきれいな景色を望める高台に…という夢はすてきですが、高齢になると坂道の上り下りは危険!
「ゆるやかな坂でも転びやすくなるので、体に負担がかからない平地がおすすめ」