イタリアンの料理人・桝谷周一郎さんと和食料理人・笠原将弘さんが、“料理対決”と銘打って、ひと手間でグッとおいしくなる料理のテクニックを教えてくれました。簡単なポイントを押さえるだけで、おいしそうな「そそるおかず」に仕上がる調理術を紹介します。
すべての画像を見る(全9枚)イタリアンvs和食、プロの「調理ワザ」対決!
「家庭で本格イタリアンがつくれる手軽なワザをたっぷりお伝えします。盟友、笠原との勝負も楽しみ!」(桝谷さん)
「和食のワザは繊細だけど、家庭でも取り入れやすいものばかり。ライバルの桝谷には負けません!」(笠原さん)
そそる「香り」対決:イタリアンのニンニクvs和食のユズ
香りを際立たせるプロならではのテクニックを紹介します。
●ニンニク&ハーブオイル【イタリアン】
⇒ニンニクはオイルに泳がせて香りを移す
イタリアンに欠かせないニンニクとハーブは弱火でゆっくり加熱するのがポイント(写真1枚目)。
「フライパンを傾けてオイルの中で泳がせるイメージで。これでオイルにしっかり香りが移ります」(桝谷さん)
<ポイント>
また、上の図のように、ニンニクは切り方で香りに差がでます。
●ユズコショウあんかけ【和食】
⇒ユズコショウは加熱しても香りが楽しめる。あんかけにして焼き魚にひと工夫
手軽に和の香りをつけるなら、ユズコショウが便利。
「加熱しても香りが飛ばないのであんかけに最適です」(笠原さん)
シンプルな焼き魚にかければ一気にごちそう感がアップ。麺類にかけても。
<ポイント>
ユズコショウあんかけは、火を止める前にふつふつと沸かしてとろみをキープ。