注文住宅やリノベを考える際の、最初にして最大の難関が「間取り決め」。約2年前に自然素材の注文住宅を建てたESSEonlineライターの佐藤望美さんも、リサーチを重ねて悩みに悩んだ部分だといいます。ただし打ち合わせ初回からブレずに決めていたのが、2階の廊下をなくすことでした。結果、大正解! ここでは、そのメリットについて詳しくご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)空間のデッドスペースをとにかくなくしたかった
筆者は夫、小学生の子ども2人の4人暮らし。約2年前に、建売住宅からの住み替えで注文住宅へ引っ越しました。延床面積は86.94平米(約26坪)で、小さな2階建て住宅です。
間取りを考える中で必須条件にしていたのが、廊下をなくすこと。
廊下は「空間をしっかり区ぎる」「プライバシーの確保」「収納スペースの確保」などメリットがあることは重々承知しています。でも、わが家の家づくりでは「開放感」を重視していました。部屋と部屋がゆるくつながり、どこにいても家族の気配を感じられるような家にしたかったのです。
そんな理想の家には、廊下は必要ないなと思っていました。それほど広くない土地なので、廊下をなくしてそのぶんほかのスペースを広げたいという思惑も。
とくに強くリクエストしたのは、2階です。通常は階段を上がると廊下があり、各個室のドアにつながっていると思います。わが家は、廊下をなくしてフリースペースにすることにしました。
遊びや読書、勉強となんでもできるセカンドリビング
このフリースペース、想像していた以上に使い勝手抜群です。4.5畳ほどあるので、子どもたちが遊ぶのにちょうどいい! 子どもの友人が遊びに来たときも、寝室(個室部分)を使わせたくない日はここで遊んでもらうことができます。
目の前は吹き抜けで、1階とゆるくつながっているのも狙いどおり。様子を伺いやすいし、「ごはんができたよ」などと声もかけやすいです。