「ものを手放していくなかで、本当に大切なものが見えてきました」と話すのは、35平米の賃貸マンションで夫婦ふたり暮らしをしている村上はなさん(31歳)。ここでは、ミニマリストになって3年の村上さんが、「なくても困らなかった」5つのものについて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)1:排水口のフタ
キッチンの排水口のフタを外してみたら、想像以上に快適になりました。
以前は湿気がこもりやすく、ぬめりが出て掃除が大変でした。フタを手放してからは、通気性がよくなり、ぬめり問題から解放されました。夏場はにおいが心配でしたが、湿気がこもらないからか、においも発生しにくくなりました。
排水口ネットの交換は、フタをどかす手間がなくなり、サッと終わるようになりました。また、普段の掃除は、ゴミ受けと排水トラップだけですみます。
ミニマリストになっていろいろと手放してきましたが、日々の労力や掃除を考えると、排水口のフタはとくに手放してよかったと感じています。
2:キッチンマット
以前まで「床が汚れないように」とキッチンマットを敷いていましたが、調味料がこぼれたり、髪の毛が絡みついたりと、掃除が追いつかずストレスを感じていました。そこで、思いきって手放すことにしました。
意外にも、床はキレイな状態を保てています。油はねはその日のうちにふき取り、週末はロボット掃除機が水ぶきをしてくれるので、以前よりもピカピカです。
掃除が面倒な私には、掃除する“もの”自体を減らす方が合っていると感じました。もしストレスになっている家事があったら、“もの”そのものを手放してみるのもひとつの方法かもしれません。
3:オーブンと電子レンジ
以前までは、オーブンと電子レンジを別々にもっていましたが、家電の数が多く掃除が大変でした。
そこで、一体型のオーブンレンジに買い替えました。機能は大きく変わりませんが、掃除の手間がひとつ減って、気持ちに余裕が生まれました。
オーブンも電子レンジも使用頻度が高い家電だからこそ、汚れがたまりやすい場所でもありました。もっている家電を見直すことも、立派な“手放し”のひとつだと気づきました。