お弁当づくりのNGルール:温度管理に要注意
すべての画像を見る(全4枚)お弁当に食中毒菌が繁殖しやすくなる条件は、まだまだあります。
●NG4:熱いままお弁当箱につめる
細菌の種類にもよりますが、10~65℃は細菌が増えやすい温度帯です。とくに35℃前後がもっとも活発に増殖するといわれています。
ご飯やおかずを熱いうちにつめてしまうと、蒸気がこもって水分が増加するほか、細菌が活発に増殖する温度帯が長く続いてしまうため、十分に冷めてからつめるようにしましょう。時間がない場合は、保冷剤などでご飯やおかずをしっかり冷ましてください。
●NG5:生もの、生焼けのものを入れる
刺身など、生ものは避けましょう。また、卵焼きやゆで卵などの卵料理は、半熟ではなく、完全に固まるまでしっかり加熱すること。おかずをつくる際はしっかり中心部まで加熱することが大切です。
カマボコやハムなど、通常加熱しなくても食べられる食材でも、なるべく素手で触らず、加熱してつめるようにしましょう。
また、冷蔵庫に保管しておいたつくりおきおかずをつめる際には、つめる前に再加熱すると傷みにくいです。
持ち歩く際には保冷剤や保冷バッグを活用
手づくりのお弁当を長時間持ち歩く際や、とくに気温が高くなる夏場には、保冷剤や保冷バッグを利用しましょう。持ち歩いている最中も、食中毒菌が増えにくい冷たい状況をつくることがポイントです。
自分好みのかわいい保冷バッグなどを使うと、お弁当を持ち運ぶ際もおしゃれで、気分が上がりますよ。お弁当箱のフタの上に保冷剤を乗せてゴムバンドで固定したり、フタの部分に保冷剤を入れるスペースのあるお弁当箱を使ったりするのもよいですね。
冷たくてもおいしいおかずもおすすめ。また職場や学校に電子レンジがあれば、よりおいしくいただけますね。