小学生の子ども2人と団地で生活し「もたない暮らし」の情報発信や、片付けサポートの仕事をしている、整理収納アドバイザー1級のかさもさん。ゴミ箱の掃除が苦手だったことから思いきって手放したところ、家事がラクになったそうです。ここでは、かさもさん一家が、ゴミの処理などをどのように行っているのかなどを紹介します。
すべての画像を見る(全4枚)掃除がストレス…。思いきってゴミ箱をなくしてみたら
私はゴミ箱の掃除が苦手で、放置しがちでした。するとゴミ箱の中が汚れ、さらに掃除がいやになって、ずっと見て見ぬふり…。
「気分が上がって掃除ができるようになるかも」と、おしゃれなゴミ箱を使ったこともありましたが、見た目重視で機能がともなっていなかったため、ズボラな私は結局管理ができませんでした。
また、ゴミ箱のサイズにあった袋を用意しても、容量いっぱいまでゴミを入れるために最後のほうはゴミ箱から出して使っていたり。「ならいっそのこと、ゴミ箱はなくてもいいのでは?」と気づき、ゴミ箱を置かず、直接ゴミ袋に捨てるようにしてみました。
すると、「掃除をしなければという義務感」と「掃除ができない罪悪感」も手放すことができて、心が軽くなったのです!
振り返ってみると、「ゴミ箱があって当然」というのは固定観念でした。現在は20リットルのゴミ袋をシンク下にそのまま置いて使っていますが、不便を感じることはありません。分別は、適宜ゴミ袋を増やして対応します。
1か所に集約したことで、ゴミをまとめるのもスムーズに
現在はシンク下にゴミ袋を置いているだけで、ほかの場所にゴミ箱やゴミ袋は置いていません。以前は各部屋にゴミ箱がある暮らしが当たり前だと思っていましたが、それも固定観念だったことに気がつきました。
わが家は決して広くはない団地暮らし。各部屋にゴミ箱を置かなくても、数歩でキッチンに着きます。「ゴミが出たら都度捨てに行くのは面倒かな?」とも思いましたが、私にとっては、各部屋にゴミ箱を置いて、ゴミの日に回収したり、新たにゴミ袋をセッティングするほうが不便だったのです。
現在のゴミ捨て動線は、和室のリビングで食事をした際に出たゴミは、食器を下げるのと同時にシンク下のゴミ袋へ。ポストに入っていたチラシは、冷蔵庫の上で仕分けして、必要ないものはそのままゴミ袋に捨てます。
私は仕事、子どもたちは勉強をする部屋で出たゴミも、キッチンがすぐ隣なのでそこまで面倒さは感じません。このように、どの部屋からでもアクセスしやすい場所にゴミ捨て場所を決めたことで、ゴミをまとめるのもラクになりました。