年々高騰し、家計を圧迫する電気料金。もしかしたら、普段からやっている何気ない習慣の中にもっと節約できるところがあるかもしれません。今回は東京ガス株式会社の都市生活研究所 主任研究員の笹岡恵梨さんに、意外と知らない電気代の落とし穴と節約テクを教えてもらいました。

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無駄遣いを直せば、節約に! ※写真はイメージです
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電気代の無駄遣いにつながる意外な落とし穴4選

電気代の節約技、まだまだ知らないこともあるかもしれません。こんな落とし穴にハマっていませんか?

●1.家電のプラグをコンセントに差しっぱなしにしている

「家庭で消費する電力のうち、約5%が待機電力です。使っていない家電は、コンセントからプラグを抜いたり、節電タップを利用したりすることで、年間約3600円の節約につながることもあります」(笹岡さん、以下同)

●2.部屋が散らかった状態で掃除機をかけている

「ものをどかしながら掃除機をかけていませんか? じつはそうやっていると、意外と余計な時間やエネルギーを使ってしまっているんです。部屋を片づけてから掃除機をかければ、時間もかからないし、年間約1400円も節約になることも」

●3.アイロンをこまめにかけている

「ワイシャツやハンカチなどにアイロンをかけるときに、その都度かけていませんか? 何枚かまとめてかけると、アイロンが温まるまでの消費電力が1回ですむので省エネになります」

●4.髪が濡れたままの状態でドライヤーをかけている

ドライヤーをかける

「髪が濡れたままドライヤーをかけていませんか? 長時間かけることになり、電気代の無駄につながります。髪を乾かすときは、タオルでしっかり水分をふき取ってからドライヤーをかけると時間が短くてすみ、年間で約3100円の節約になることも」

もしこれらの落とし穴にハマっていることに気づいたら、さらに節約できるチャンスです。ぜひ気をつけてみてくださいね。