愛着がありすぎ、40年間一度も使っていないバッグも
すべての画像を見る(全4枚)ものを手放した今も、「リュックだけでも数えきれないほどもってます」というピン子さん。熱海の自宅には、服やバッグをしまうための、約15畳の“収納部屋”も設けているそう。
「前はどれだけたくさんものがあっても『この棚の何番目に入ってる』とぴたっと当てられたけど、最近は『あれ? この前買ったコートどこにしまったっけ…?』ってこともちょくちょくあるわね(笑)。でもね、あきらめは早いの。なくなったものは仕方ないからね」
今年3月に刊行したエッセイ『終活やーめた。 元祖バッシングの女王の「ピンチを福に転じる」思考法』では、これまでバッシングや借金、スキャンダル…と数々のピンチに見舞われてきた経験を振り返るとともに、自宅や愛用のジュエリー、メガネなども公開しています。
「本には、生まれて初めて買ったシャネルのバッグやカルティエの時計も載せています。ほとんどはパリで買ったもので、日本で買ったものは少ないわね。シャネルのバッグは40年前、知り合いに頼んでパリの本店で買ってきてもらったもの。愛着がありすぎて一度も使ったことがないんです」
服やバッグだけでなく、家に置くものも“一流”が好き、と語るピン子さん。
「カーテンやソファの張り地も、イタリアのフィレンツェの専門店やロンドンのハロッズで生地をロールで送ってもらって、家具屋さんで張り替えてもらう。フィレンツェには生地屋さんが集まった広場があって、そこに行くのが好きなの。
もの自体への執着はないけど、やっぱり買い物は私の生きがい。思いきり好きなものを買って、好きなものに囲まれて悔いのないように暮らしたいわね」
