いつまでも忘れたくない、旅の思い出。その記憶を写真として残すのも旅の楽しみのひとつです。ひとり鉄道旅歴17年の達人であり、漫画家&文筆家のやすこーんさんは、旅先で撮る写真が風景写真だけにならない工夫をしている、と言います。ひとり旅で写真を撮るときのポイントについて、くわしく教えてもらいました。

ひとり鉄道旅の達人、やすこーんさん
ひとり鉄道旅の達人、やすこーんさん(写真:坪内政美)
すべての画像を見る(全4枚)

風景写真だけにならないための工夫

自撮りが下手なので、あまり自分の写真を撮らないのですが、観光列車などで記念撮影をしていただけるときは、必ず撮ってもらいます。

あとは宿の部屋で全身鏡などがあれば、それを写したりもします。あとから見たときに風景写真ばかりだと、「このとき、どういう服装をしていたかな?」と思い出せないことが多いからです。

旅に行く際は季節や行き先を考えて、服を選ぶのに時間をかける人も多いと思いますし、せっかくお気に入りの服を着ていったのに、1枚も写真がないのは服がかわいそうな気もしますよね。

三脚を持っていくと便利

東武ワールドスクウェアのエッフェル塔の下で佇むやすこーんさん。
東武ワールドスクウェアのエッフェル塔の下で佇むやすこーんさん。

風景と自分の写真を撮ることがある旅(東武ワールドスクウェアなど)には、三脚を持って行きます。その場合、三脚を立ててセルフタイマー、または三脚にBluetoothで接続できるリモコンが付属している場合は、それで撮ります。

三脚を使う際は、もちろんそれが許可されている場所で、ほかの人の迷惑にならないよう注意することが必要です。

三脚を手持ちで(自撮り棒として)使うときもあります。札幌雪まつりでは、そういう方を大変多く見かけました。ただし、駅では自撮り棒禁止のところが多いです。私も最近はYouTube撮影に自撮り棒は使わなくなりました。